子どもがまだ小さいご家庭や、お仕事が忙しい方からは、自分の思いとは裏腹にヨガが続けられないという声をいただくことがあります。
私自身も現在4歳の娘が1歳半でスクールに行くまでの1年半はつきっきりの状態で自分のことはもちろん、家のことをするのも精一杯の日が続きました。現在も、仕事が忙しい時や、土日で子どものスクールがお休みの日は自分の理想の練習に時間が取れないこともたくさんあります。
けれど、ヨガマットの上に1日も乗らなくても、毎日「今日もヨガしたな〜」と思える日々を送っています。
暮らしの中でほんの少しだけヨガを意識してみて下さい。そこから、あなたの『毎日ヨガ』が始まります。
『毎日ヨガ』を練習するには?
5分間の練習を目標にする

朝でもランチタイムでも、夜子どもの寝かしつけが終わった後でも、いつでもOK。まずは5分間の練習をすることを目標に。
自分のできる時間の作れる範囲でOK。なんなら3分でも1分でもOK!
自分のための時間を1日の中でほんの数分間だけでも与えること大切。
自分にとってプラスになることを何度も何度も繰り替えし体験させることで、「もっとできるかも…」→「もっとやりたい」という気持ちが育っていきます。
けれど早る気持ちを押さえるのも大切。自分のベストが尽くせる範囲で続けて下さい。
呼吸をすることから始める

高校生からヨガをしていた私は地味にヨガ歴が長いのですが、それでも本来のヨガの効果を感じたのは4年前。産後始めてヨガのレッスンに参加したでした。
初めての子育て、出産後のホルモンバランスの変化や、海外で周りに相談できる人もいない中、不安で仕方なかった私が、産後ヨガで思ったのが「深く呼吸するってこんなに気持ちいいんだー」ということ。
生きていれば自然と呼吸はしていますが、呼吸を意識的に行うことでリラックスできます。
忙しさやストレスは私たちの呼吸は浅く、そして早くさせます。呼吸が浅いことにはたくさんのデメリットがあると言われています。
例えば…
- イライラする
- 老廃物が溜まりやすくなる
- 血流が悪くなる
- 顔色が悪くなる
- 代謝が落ち太りやすくなる
- 足がむくむ
- 肩こり
- 姿勢が悪くなる
- 疲れやすくなる
ただでさえストレスが溜まりやすい現代なのに、呼吸が浅いことで余計ストレスが増える悪循環に…
たった1分間でも座る時間を作る。それだけでも気持ちが和らぐ時間を送れます。
暮らしのヨガを意識する

ヨガはインドで生まれた生き方を教えてくれる学問なので、オフ・ザ・マット(ヨガマットの外)でも実践できます。考え方などを暮らしの中に活かす方法もたくさんありますが、もっと簡単なのは私たちがいつも練習しているマットの上でのポーズを暮らしの中に取り入れること。
例えば、タダーサナ(山のポーズ)というポーズは、全てのヨガのポーズの基本となるポーズでもあり普段生活をしている中の基本姿勢。
家事をしている時、信号待ちをしている時、公園でママ友と立ち話をしている時、エレベーターに乗っている時…
ふとした時に自分の立った姿勢を見てみると、私はよく気づくことがあります。
- 片足重心になっている
- つま先が正面を向いていない(つま先が外側向き※バレエ癖)
- 足裏に均等に体重が乗っていない(大体小指側面に乗っていることが多い)
- 膝小僧の向きが正面を向いていない(内向きになっている)
- 骨盤が前傾(反り腰)
- 肩が丸まっている
など…
体や心の不調、また体型は普段の生活習慣からも影響されます。
ヨガマットの外でポーズを意識しながら生活することができるようになれば、わざわざヨガをする時間を取る必要もなし!
できていないことではなく、できていることを褒める

家庭や子育て、社会など様々なシーンで女性の活躍の場が広がっている現代。マルチタスクな女性は一人でいくつもの役割を担っています。
がんばり屋で真面目な日本人は、自分の目標や理想に到達できないと「できていない…」と思い込んでしまう方もたくさんいます。私も、スケジュール通りにいかなかったり、理想と違うと落ち込むこともありますがよくよく考えてみると、できていないことなんてないんですよね。
あなたが今経験していることは、今しかできないことです。仕事をして、家事をして、子育てをして、そして1分でもヨガして。今のあなたにしかできない奇跡。
できていないことを見るのではなく、できていることを見る。そして思いっきり褒める!
その時できる自分のベストを尽くすことができれば、「ヨガの練習もできた!」と思えるようになるのではないかなと思います。
2020年12月よりウェルネスコミュニティーを【Better Mind Lab by House of Emma】が誕生しました。インスタグラムを中心としたコミュニティーです。 ヨガやアーユルヴェーダ、またBarre(バレエ+ヨガ+ピラティス)フィットネスなどを中心に座学、練習方法、動画配信を行っています。興味のある方は是非フォローお願いします。 |