ヨガの教えを生活に活かす【アスティヤ (不盗)】に徹すれば大富豪になる⁈#生活ヨガクラブ

わたしの暮らしを楽にする考え方の基本となっているのが『ヨガ哲学』

哲学と聞くと「難しいそう…」と思いがちだけど、わたしにとっての哲学は、【自分がご機嫌で生活を送ることのできる”取扱説明書”】だと思っています。

実生活でいちいち見ることも少ない取扱説明書ですが、何かしらの不具合や故障があれば見返すことがありますよね。

ヨガ哲学もそれと一緒で、自分を見失った時、なんか上手くいかないと感じた時、イライラしてる時、周りに流されそうになった時…など自分自身に不具合や故障を感じた時に見返すことで導きやヒントを得ることができます。

今回は、ヨガ哲学の基本となる『八支則』の中のヤマ(生きていく中で”しないべき”こと)の【アスティヤ(不盗)】のお話をしたいと思います。

アスティヤの教えを実践すると、“なんとなくな生き方”から”意識を持った生き方”に変わり、哲学書の中では、大富豪になることを目指していけると説かれている教えです。

アスティヤを実践するために必要な知識と、わたしが実践していく中で学んでいったことを中心にシェアしていきたいと思います。

この記事はこんな人におすすめ
 ・ヨガ哲学に興味がある人
 ・選択に意識を持ちたい人
 ・流されるのではなく自分の人生を生きたい人
 ・感情に流されないでいたい人
 ・平和な暮らしをしたい人 

アスティヤってどんな教え?

Photo by Scott Webb on Unsplash

アスティヤとは?

アスティヤとはヨガ哲学の教えのひとつ。日本語に訳すと“不盗”という意味になります。

言葉だけを見ると、「なーんだ、物を盗まないってことか!」と考える方もいるかもしれませんがヨガ哲学は奥が深いんです。

そもそも、物を盗まないでみんなが幸せになれるのであれば、世の中はもっと平和な場所ですよね。

アスティヤを実践するために知っておきたい2つの側面

ヨガ哲学書『ヨガスートラ』の中にはこのアスティヤには大きくわけて2つの側面があると説かれています。

一つは、“盗まない・奪わない”ということ。もう一つは、“他人に分け与えない”ということです。

盗まない・奪わない

これは目に見える物質的なもの以外にも、目に見えないものも含まれます。

時間、経験、幸せ、健康、などなど。

またスートラの中には、「人は生まれながらにして、盗人である」と記されています。それは、私たちが生きていく中で必要不可欠な空気などを自然から奪っているから。

こうした、目に見えるものは大前提として、目に見えないものさえも、大富豪になるためには盗んではいけないというわけです。

他人に分け与えない

“自分が使いきれない土地をもっているのに、それを分け与えない”

“使いきれないお金を持っているのに、それを使わない”

“市場価値を保つために大量生産をして、売れ残りは分け与えず破棄してしまう”

などなど。

他人に分け与えないということを簡単に言うと、自分で”独り占めしない”というと分かりやすいかもしれません。

インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨガスートラ

アスティヤを実践しての気付き

”なんとなく時間”がなくなった

わたしがアスティヤを実践する中で1番意識して取り組んでいるのは”限られた時間を盗まない”ということ。

「まだ若いから~」「また明日頑張ればいっか!」と言うのが若い頃の私。

年齢を重ねてそれなりに体に不具合が出はじめて、ようやく「やばい!」と気付きました。

なんとなく仕事をして、なんとなく家事をして、なんとなく食べて、なんとなく寝て…を繰り返していたわたしでしたが、一つ一つの選択に意識を持つことで、時間を有意義に使えるようになってきたと思います。

“こうなりたいから・こういう思いを発信したいから仕事をする”、”家族の幸せを大切にしたいから家事をする”、”健康でいたいから食べる”、”明日も頑張りたいから寝る”のように。

なんとなくの時間が少なくなってからは、家族や友人たちと過ごす時間もさらに愛着が湧いています。

わたしと関わってくれる周りの人たちの貴重な時間も奪わないように大切にしたいなと思っています。

やりたいことは全部やる勇気が湧くようになった

体験や経験できるチャンスを奪わないこともアスティヤが教えてくれること。

時間が限られれば、わたしちが体験・経験できることも限られてきます。限られた時間の中で、やりたいことはとりあえずやる!

「失敗したらどうしよう」「周りからバカにされたらどうしよう」と悩んだり、迷うことも、誰でも最初はあるはず。

悩む時間も価値のあるものではあると思いますが、それと同じで価値ない挑戦は何もないとわたしは考えています。

失敗しても、それは自分にとって何かしらの学びにつながることでしょう。

自分が経験できること、体験できることにも果敢に挑戦していけたら、限りある人生を謳歌することにもつながるのではないでしょうか。

自分でたくさん体験や経験をしていると、周りの人の経験や体験することへの重要性が理解できるようになります。

夫に対しては絶対の信頼をおいているので、彼の経験や体験には口出したしたことはありませんが、娘の体験や経験は人生の先輩としてたくさん口出ししたくもなります。

「そんなことしたら怪我する!」「こうすればもっと楽なのに…」などなど。

もちろんゲームのやりすぎや、お菓子を食べすぎるなんてのは親として子どもの健康を奪うことにつながりますが、ある程度小さいうちからたくさんの経験をさせてあげるのも親としての役目だなと思っています。

自分がベストな状態でいることを妨げない

「これをしたら体調が悪くなる」「これをしたら絶対に心が病む」ということはしません

例えば、

夜更かしをしたら次の日は体もだるいし、寝不足でイライラもします。だから、夜更かしはしない。

スマホを寝る直前までいじっていたら、睡眠の質が悪くなるので、いじらない。

自分の体が消化できない食べ方をするとお腹がはるので、合わない食べ方はしない。

などなど。

生活にしみついているものや、何が原因で健康や幸せを盗んでいるのかは、自己探求していくことが第一歩。

自己探求の方法でおすすめはジャーナリンです。毎日1日10分だけでも自分を振り返ることで、自分の陥りやすい症状が見えてきます。そこから原因を探っていくように自分で調べたりしていくと、意外とすごくシンプルな原因と解決策が見えてきます。

自分が健康で幸せだと、周りの健康にも配慮できたり、気を配ることができるようになってきます。私の場合お節介すぎて、周りが求めていること以上のことをしたくなってしまうのが玉に瑕。周りの人の気づく経験を奪わないように努めることが大切だと言い聞かせています。

自然に貢献した生き方を考える

先述したとおり、ヨガスートラの中では人は自然から空気を奪っていると記されています。

その他にも、考えてみれば、土地や食べ物や水など、本当に色々な愛を盗んで生きています。

「盗人で終わらないためにできるこってなんでしょう?」

スートラの中では、”一息一息を敬虔に受け取って、そのエネルギーを他者に奉仕することに使うこと“と記されています。人はみんな自然の一部なので、他者(自然)に対して奉仕しなさい。ということですね。

生きていく中で、自然に対して自分たちが何ができるのかというのは、住んでいる場所や学んできたこと、使えるお金など様々な要因で人それぞれ変わってくると思います。

それでも、周りがどうこうではなく「自分ができること」を考えて生きていくことが大切なのではないかなと思います。

アスティヤのゴールは大富豪?

先述した通りスートラの中には、”アスティヤに徹した者は大富豪になる“と記されています。

富豪というとお金を思い浮かべる方も多いかもしれません。私自身もスートラをはじめて読んだ時から1年くらいはそう解釈していました。

最近になって気付き始めたのは、最も富める者というのは、冷静沈着で、緊張や不安から自由な心を持つ人。つまり、心が豊かな人のことを指しているのではないかなと思っています。

お金をたくさん持っていたとしても、不安だったり、自信がなかったり、何かに不満を抱えている人が多いのは、結局心の豊かさの大切さに気づけていないのかなと思います。

まだまだ未熟なわたしですがアスティヤの教えを日々実践して、心豊かな人を目指していこうと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。4歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。