『アナと雪の女王2』見たら時代の求める女性像が見えてきた。大人がアナ雪2を楽しめる5つの理由

日本でも大ヒット中の『アナと雪の女王2』。私たちの住むシンガポールでも大ヒット中。3歳の娘Emmaの通う幼稚園では見ていない園児はいないのではないのかという程との噂。

商業的な視点から言うと子供向け映画は消費(時にそれを浪費)に促すためのツールでもあると私は考えているので、積極的にわざわざ映画館に行く必要はないと思いこれまで映画館にEmmaを連れて行ったことはありませんでした。

それでも、結局連れていたたのは私が見たかったからという自分勝手な理由。結果、私はもちろん、娘そして夫さえも楽しめました。

『アナと雪の女王2』とは

『アナと雪の女王2(原題・Frozen 2)』は、アメリカ合衆国のウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作によコンピュータアニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画。2013年に公開され、こちらも大ヒットを記録した『アナと雪の女王(原題・Frozen)』の続編。

2016年生まれの我が娘が生まれる前の作品でもあるのに関わらず、劇中でイディナ・メンゼル(Idina Mentzel)歌われた「Let it go (レット・イット・ゴー)」は、子どもたちに大人気。(我が娘は、歌詞もほぼ完璧に覚え振り付きでパフォーマンスします)

前作 『アナと雪の女王』

触れた物を凍らせる不思議な魔法の力を持つ、アレンデール王国の王女エルサと、その妹アナのダブルヒロインを中心に物語が進む前作『アナと雪の女王』。

自分が周囲とは違うこと、そして自分の力をコントロールする方法が分からないエルサは、アナを傷付けることを恐れ周囲から心を閉ざす日々を送っていました。

劇中で流れる「Let it go」は、日本語では「ありのままで」と訳され、流行ワードとして社会現象にまでなりました。

created by Rinker
¥3,168 (2019/12/07 17:40:08時点 楽天市場調べ-詳細)

「アナと雪の女王2」のあらすじ

アレンデールでは女王のエルサ、妹のアナ、アナの恋人でトナカイ使いのクリストフ、クリストフのトナカイのスヴェン、みんなの友達オラフ、そしてアレンデールの国民たちがみんな平和に暮らしていました。

平穏な日々を送っている中で、エルサは謎の歌声を耳にするように。徐々にエルサを悩まされるようになります。

ある日、王国は突然の強風に襲われてしまいます。すべての火と水が消え、地面はひび割れてしまいます。 エルサとアナは、オラフやクリストフ、スヴェンとともに今は亡き父が昔語った王国の外のある森に向かいます。

アナと雪の女王2が大人にもおすすめの理由

王子さまが助けてくれるプリンセス像は古い

昔のディズニープリンセスと言えば、王子様がプリンセスを助けてハッピーエンドというのが一般的だったように思えます。シンデレラにしろ、白雪姫にしろ、アリエルにしろ。

例えば、白雪姫には「いつか王子様が(原題・Someday my prince will come)」という劇中歌があります。

歌自体はとても美しいんですが、現代社会にこのように考えている女性の方が数少ないですよね。特に「Me too運動」を始めとしたムーブメントが発展しているアメリカで製作されている映画であれば尚更のこと。

「女性がこうあるべき」、「プリンセスは王子様がいて当たり前」のような古臭い考え方はありません。

アナ雪2では、妹のアナには恋人がいますが昔のプリンセス映画によくある恋物語はほとんど描かれておらず、自立した女性が自分の力で戦っていく姿を描かれているのが、私が子供の頃に見ていたプリンセス映画との違い。

アナにしても恋人のクリストフには自分からは頼らずに、自分の持てる力を使って戦っています。

私がボロボロ泣きながら映画を見ていた最中、娘のEmmaは「Elsa is so cool. (エルサかっこいい)」とつぶやいていました。

みんな違ってみんな良い

多民族国家では「違うこと」が当たり前。肌の色、話す言葉、食べるもの、食べないもの、宗教観、価値観、文化。自分の信じているもの、従っているものはもちろん、他人にも敬いを示すことが当たり前です。

ただし自分だけが一人だけ明らかに違っていたら…きっとエルサのように悩むのかもしれません。

前作で、愛の力で自分の力をコントロールすることのできるようになり、ありのままの自分を受け入れることを知ったエルサ。

それでも「どうして自分には周囲と違う力があるのか。どうして自分なのか」ということに疑問を持って生きている姿が描かれています。

「違い」をどのように認めればいいのか、他人と比べないで自分らしく生きていく方法もアナ雪2は教えてくれます。

自然との共存

アナ雪では自然の力が美しく描かれています。

エルサの氷のパワーを始め、アナ雪2では「風・水・火・大地」の力も。これらの自然の力がないと、私たち人間は生きていくことができません。

「そうだよね。自然の力って偉大なんだよね。」そんなことに改めて気付かさせてくれるかもしれません。

子どもに戻れる

「子どもってどうしてそんなことで笑えるの?楽しめるの?」と思うことが多々あります。子ども達からしたら、「どうして大人はつまらないんだろう」と感じているかもしれませんが。

もしかしたら、年を重ねるにつれて経験や知識が増えて、何もかもが「当たり前」になっているからかもしれません。真っ白な子ども達にとっては、まだまだ未知の世界だらけ。(Into the unknown)

アナ雪2はディスニー映画なので、もちろん子ども向けの映画。けれど大人も楽しめる始めてのしかけがたくさんあります。特に、最新のコンピューターグラフィックを使用した美しい映像は、思わず見入ってしまい大人にとっても「未知の世界(Into the unknown)」←しつこかったらゴメンナサイ。

これからの世の中のあり方を考えるきっかけに

ありのままの自分を受け入れること、女性の生き方、あり方の多様性など、これからのグローバリゼーションが進む世の中では必須の考え方。

女性はお茶汲み、女性は事務仕事、女性は男性を立てるのが当たり前、女性と男性の給料格差…時代が進み、女性の社会進出や社会貢献度が進んでいるのにも関わらず、未だにジェンダーの問題はなくなりません。

女性が優位に立ってほしい、男性よりも力があるということを言いたいわけではありません。これからの世の中がよりサステイナブルになっていくための、それぞれが活躍できるフィールドで女性も男性もそれぞれの力を存分に発揮できる多様世界を作る後押ししてれるのではないかと思っています。

時代を象徴したプリンセス作品

ただの「子ども向けのプリンセス映画」と言う固定概念を持って臨んた『アナと雪の女王2』。プリンセス映画やディズニーに興味がなくても楽しめます。(Marvelシリーズやシャーロック・ホームズが好きな私の夫が楽しんだので)

エルサのパワーの秘密が明かされたり、美しい映像、歌、日本語版では吉田羊さんがエルサとアナの母役として声優されるなどその他にも見どころたっぷりです。前作のアナ雪を観てから是非、劇場で観て下さいね!

created by Rinker
¥3,168 (2019/12/07 17:40:08時点 楽天市場調べ-詳細)

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200(Registry ID: 301558)を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。