ギルティープレジャーが役立った!自粛生活が気づきをくれた私の『Breakthrough』

私が新卒で勤めていた会社には「Breakthrough」という商品がありました。営業職としてBreakthroughを販売していた当時の私は、そのbreakthroughの意味をしっかり理解して顧客に売れていなかったなと今になって思います。

さて前回の更新から気づけば2ヶ月が経っていました。最後の更新があんな感じだったのでこのまま消える風な感じかと思いきや当の本人はそんなつもりは全くありません。ただ忙しかっただけです。私にとってこの2ヶ月間は仕事についても、暮らし方や生き方についてもBreakthroughとなったなと思います。

Breakthroughとは

さて冒頭からやたらと使っているBreakthroughという英単語。帰国子女の夫がしょっちゅう使うので我が家ではNATTOやSUSHI、SHIITAKEが英語として認知されているように日本語として認定していますが、一般的には日本語としては使用されませんよね。

Breakthroughとは、「壁をこと打ち破る」、「困難を打ち破って進展する」などを意味する際に使用される表現です。

壁にぶち当たることや停滞を感じることは誰にでもあること。悩みの多くは世の中で起こっていることに比べたら大したことではなく、いつの間にか忘れ去られていることもありますが、このコロナ禍の中で不安定な時期はいつも通り、時間が解決してくれると言うのはレア。

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私は、よく自分が何だか「パッとしないな…」、「停滞期だな…」と感じる時にはよくスタジオ・ジブリの不朽の名作「魔女の宅急便」を思い出します。

主人公の魔女キキが飛べなくなり、黒猫のジジの喋っている言葉も分からなくなるというスランプに陥る一幕。

「そういう時はジタバタするしかないよ。描いて、描いて、描きまくる」

『魔女の宅急便』より

「描くのをやめる。散歩したり、景色を見たり、昼寝したり、何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ」

『魔女の宅急便』より

森の中で出会って仲良くなった絵描きのウルスラさんは、スランプのキキにそんな言葉をかけます。

そして、これがキキのBreakthrough。

3ヶ月に及ぶ自粛生活中、私はウルスラさんの言う通りジタバタしたり、散歩したり景色を見たり、昼寝をしたり、どうでも良いことをしてみたりしました。そして、この時間は私にたくさんのBreakthroughを与えてくれました。

私のBreakthrough

#1. Netflix

自粛生活が始まって初めの1ヶ月間は、自粛前と変わらない仕事量を引き受けこなしていました。とは言え、夫も倒産処理を進める中4歳の娘は朝起きて夜ベッドに入るまでべったり。最初の1ヶ月は、仕事は娘が寝た8時頃から始め10時に終え就寝していました。

1ヶ月が過ぎた頃から「私疲れた!」状態になりました。元々朝型人間なのもあり夜に仕事をすることに嫌気がさしました笑 何て贅沢なと思う方もいるでしょう。

そもそも一般的にクリエイティブな仕事やアウトプットは日中、しかもできれば午前中に行うことが良いと言うのは脳科学の世界で証明されています。世の中には夜型の人もいて、科学が必ずしも誰にも当てはまるわけではないのかもしれないけれど、私はドンピシャ。

と言うわけで、夫の仕事が落ち着いた辺りから午前と午後の時間を分けて育児分担をすることに。そして、娘が寝た後はインプットの時間に充てることにしました。

本や雑誌を読んだり、インターネットサーチしたり…

中でもNetflixはすごく良かった。しかも「いつか見よう」と思って何年も後回しにしていた『Strenger Things(邦題:ストレンジャー・シングス)』が私のここ最近の1番のBreakthroughになるなんて思ってもみませんでした。

ちなみにシーズン1から3まで全エピソード3回リピートしました 笑 3週間、毎晩Strenger Things漬けです。まさにこれぞギルティープレジャー(罪悪感の喜び)。

世界で1番視聴されているNetflixオリジナルドラマなのでストーリーをご存知の方は多いはずですが、スーパーシンプルに説明すると、いわゆるNERD(オタク)な子供たちが世界を救う話です。

自分の専門分野や興味のある分野の本や雑誌、映画や特集番組を選ぶと言うのは一般的に多くの人がやりがちなことですが、自分の殻を破ることで違った角度から世の中や物事を見ること、アプローチすることに繋がと言うことがよく分かりました。

自然に戻ろうという考え方は変わりませんが、サイエンスやデジタルの力を利用することで、サスティナブルな暮らしを送る一つの方法なのかもと、今まで考えもしなかった角度から今は勉強をしている最中です。

Breakthroughポイント
関連性のないものにも、新たなヒラメキや発見、気づきが隠れている。

#2. 環境の変化

8年間住んだエリアから引越しをしました。今は山奥に住んでいます(笑)

26歳間住んだ実家の次に長く住んだ場所にはたくさんの思い出があります。結婚してまだ夫と二人だった頃から、娘が生まれ交友関係が広がり、ヨガやエクササイズ仲間が増えた場所を離れたことは、引っ越しをして1ヶ月近くたつ今でも少しさみしい気持ちがあります。とは言え、慣れすぎた生活はいつかルーティーン化し、刺激は少なくなります。

シティーから離れているけれどどこに行くにもアクセスが良い場所から、山奥の生活は正直「不便」なことだらけ。しかも坂の頂上。車を持たない私たち家族は、ちょっとした外出がかなりの運動になります。

そでも、前の家や環境では叶わなかった暮らしが今の家・環境では実現できています。

野リスや野猿が道端にいるグリーンが身近な暮らし。高度が高いからか、朝晩は涼しくて、ジョギングがしやすい。坂の上り下りでふくらはぎの「筋ポンプ作用」を鍛える毎日(笑)

不便な暮らしの中だと、本当に必要なものとそうでないものが見えてくるのも気に入っている点です。

何よりも、物書きには断然この環境が良い。作家を始め、クリエイティブな仕事をする人の多くが自然に近い場所での作業を好むのも納得です。

Breakthroughポイント
引っ越しをする、カフェに行く、インテリアを変える、空気の入れ替えをしてみる、散歩してみるなどちょっとした環境の変化をつけるだけで、刺激が受けられる。

#3. 朝日と共に1キロジョギング

ヨガの世界では太陽は崇高なものとされています。太陽がなければ真っ暗な中での生活になり、植物は育ちません。だから太陽に感謝をする「太陽礼拝」などがあるのですが、科学的にも太陽の光は偉大なものと言うことは明らかになっています。

少し前から、太陽の光を浴びることが免疫力を上げることに有効に働くなどの研究が話題になっていますが、これに関してはまだ研究段階。

けれど、太陽の光を浴びることで、幸せホルモンと呼ばれている「セロトニン」が分泌されることは分かっています。セロトニンとは、ストレスに対して効能のある脳内物質。中々頭が冴えない朝もカーテンを開けて太陽の光を浴びるだけで頭がスッキリします。また、自律神経のバランスを整えて日中の仕事の効率化にも役立ったり、セロトニンが日中に分泌されることでメラトニンと呼ばれる睡眠を促すホルモンが夜に分泌され睡眠の質を整えてくれます。一日を通して、私たちが幸せに暮らせるように助けてくれるのがセロトニンです。

自粛生活が始まる前の運動量から半分以下になった生活ですっかり心も体も弱っていた私は、夫から散々毎日最低3回は「走れ」と言われ続け、朝走るように。

ウォーミングがてらに太陽礼拝Aをして、1キロを10分ほどかけてゆっくり走るようにしています。日中眠たくなること、また夜眠れなくなることがなくなりました。それに加えて、どんどん企画案が思いついたり、それまで過酷だった子どもとの「ごっこ遊び」が(少し)楽しくなるように。

Breakthroughポイント
太陽のちからは偉大

Breakthroughは暮らしの至る所に

3ヶ月の自粛生活がきっかけのような語り方をしていますが自粛生活に限らずBreakthroughは暮らしの至る所にあるよくよく考えてみると気づきます。「3ヶ月の自粛生活が気づかせてくれたBreakthrough」と言うのが正確かもしれません。

時間が過ぎるのが遅いから。

仕事に使える時間が少ないから。

夫の会社が倒産したから(笑)

そんな状況でなかったら、おそらく見逃してしまったかもしれません。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200(Registry ID: 301558)を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。