本音は嫌だけど嫌われたくないから引き受けちゃう?「No」と言う勇気を持つためにお人好しにならない6つの方法

あなたは、たとえ「ノー」と言いたくても「イエス」と言ってしまうイエス派の人ですか?

「今帰ろうとしていましたけど?」というタイミングで仕事を渡す上司や同僚に対して「はーい」と言ってしまったり、「休みの日はゆっくり過ごしたい…」と思いつつ「付き合いだから」と気の乗らないお誘いへ顔を出したり、ママ友ライングループで感じの悪い人と思われたくないから疲れていても頑張って話に乗ってみたり…

人間関係、コロナによる社会的孤立、混沌とした現代社会へ順応しようする試みなど、本音では「ノー」と言いたくても言えない場面って結構多くありますよね。

特にこれからの時期は、社会的な要求や家族の義務を伴うホリデーシーズンに突入します。

「ノー」と言えないことにストレスが溜めないためにも、有限である時間とエネルギーをマネージメントする方法をお話します。

この記事はこんな人におすすめ
・「ノー」と言えない自分に疲れている人
・ホリデーシーズンを心穏に過ごしたい人

お人好しと優しさは違う

お人好し=Noと言えない人

そもそも”お人好し”とは、どういった意味があるのでしょうか。

お人好し

読み方:おひとよし

気のよい人。人を疑うことをせず、信じやすく騙されやすい人。「御人好し」や「お人よし」などとも書く。

Weblio辞書 より

お人好し”には、気の良い人という意味がありますが”騙されやすい人”というマイナスのニュアンスも含んでいることが分かります。

相手を疑うことを知らずに全てを受け入れてしまい、都合よく利用されたり、裏切られたりしやすい人、と言うのがわたしの持つ”お人好し”の人への印象です。

全てを受け入れてしまう…つまり「No」と言えない人は”お人好し”ということになるのではないでしょうか。

お人好しと優しい人は違うと思う

”お人好し”と”優しい人”は、性格が善良である点では共通しているかもしれません。けれど、根本的な意味合いや他人に与える印象は大きく違うと思っています。

”優しい”には、おとなしくて性格が穏やかという意味の他に”相手に対する思いやりや配慮がある”という意味があります。つまり、「相手のためになるか」を考えて行動しています。

一方、お人好しな人は、必ずしも相手のためを考えながら行動しているわけではないのではないでしょうか。「イエス」と言ってしまう背景には、「嫌われたくないから…」と言った自分ベースの考え方があったり、自分の意思がなく、相手の言いなりになって動いている部分が大きいように思えます。

つまり、ざっくりまとめると優しい人は「他人のために生きる人」お人好しの人は「自分のために生きる人」と言ったところでしょうか。(かなりざっくりではありますが…) 余談すが、これはヨガ哲学的な ”他者に奉仕することで、幸せへ導くことができる”というところへ通じます

優しい人の周りにはその人を心から慕う人が集まりますが、お人好しな人の周りにはその人を利用しようとする人や、甘えようとする人が集まってくるのも特徴だと思います。

そう考えると「No」と言う勇気を持つことって、とても重要に思えてきますよね。

「No」と言う勇気を持つためにお人好しにならない6つの方法

1. 何が自分を「イエス」に導くのかを理解する

人を喜ばせる人とは、人に喜んでもらいたい人です。問題は、あなたが頼みごとにイエスと答えたことで、相手が喜んでくれたとしても、あなたは幸せとは正反対の状態にあるということではないでしょうか。

「ノー」と言いたいときに「イエス」と言ってしまう原因を考えてみましょう。

衝突を避けたいとか、失礼な態度を取られたくないという思いがあるのかもしれません。また「ノー」と言うことで、相手が怒ったり、嫌われたりするのではないかと心配しているのかもしれません。

理由が何であれ、誰かがあなたに、あなたの時間とエネルギーを求めている時、「何が私にイエスと言わせているのか?」と考えてみて下さい。

2. 自分の境界線を確認する

境界線とは、人とどのように接するべきかを教える方法です。自分を安全に守るために他人と築く目に見えない壁のようなものだとイメージしてみて下さい。

「ノー」と言いたいときに「イエス」と言い続けている人は、境界線が緩んでいる可能性大!

自分の人生において、境界線を作る必要があると思う人を特定することからはじめてみるのはおすすめ。

例えば、「そんな仕事のしかた間違っているよ」と否定してくる近所のおじさん、「結婚はまだ?」と聞いてくれる旧友、「次の仕事はいつはじめるの?」と聞いてくるお母さんなど…

覚えておきたいのは、境界線は失礼なものではなく、あなたの暮らしを救うものだということ。

境界線を作る必要がある人を特定したら、どんな境界線が必要かをリストアップ。そうすることで、頭の中を整理することができ、実行可能なアクションプランを書き出すことができるようになりますよ。

3. タイムリミットを設定する

失礼にならないようにと、すべてのイベントに「イエス」と言う前に、時間を制限することを考えてみて下さい。

そうすることで、自分の時間を商品として扱うようにできます。

時間は有限。特にこれからのホリデーシーズンは、イベントや計画、パーティーなどが目白押しでとても楽しい時期です。そして楽しい時期というのはあっと言う間に過ぎてしまいます。

まずは、相手にイベントや電話に使える時間を正確に伝えて見て下さい。「今年は家にいる時間を増やしたいので、集まりに参加できる時間は限られています」と勇気を振り絞って伝えてみて下さい。

数分だけ立ち寄るか、時間の都合で完全に欠席するかは、自分で決めることができるようになると、とても心が開放された気分になりますよ!

4. ノーという言葉を大げさに考えない

人を喜ばせるのが好きだと「ノー」と言えば、何か大変なことが起こるのではないかと心配するかもしれません。けれど、あなたの最悪のシナリオはおそらく起こらないことがほとんど。

断ることで起こるかもしれない「もしも」を考えすぎたり、指標にしすぎたりするのは簡単です。最後に最悪のシナリオが実現したときのことを考えてみてください。そして、今回もそうならない可能性が高いのです。

断ったときにどんな恐ろしいことが起こるかを心配するのはやめるのが◎。

「OK!」と以外と、すんなり受け入れられることがほとんどですし、もし相手があなたを言いように使おうとしているのであれば冷たくされるかもしれませんが、それは別にあなたの問題でも何でもありません。

5. 何も悪いことをしていないのに謝るのはやめる

特に人を喜ばせる行動をやめるようになったときに、過剰に謝っている自分に気づくかもしれません。助けてあげられなくてごめんなさいと言いながら、謝り続けてしまうかもしれません。(わたしがそうでした)

けれどある時気づいたのが、わたしの決断は謝るのではなく、祝福されるべきということ。

人を喜ばせる行動を減らすことで、自分の時間とエネルギーの両方を守る責任があります。

6. 評価を求める気持ちを捨てる

人を喜ばせることに悩んでいる理由の1つは、自分を認めてもらいたいと思っているからかもしれません。

自分の時間、努力、エネルギーを人に提供している限り、自分は有効であり充分であると感じやすいです。

人からの評価を得ることの問題点は、今日はあなたがしてくれたことに満足しているかもしれませんが、次の日に同じことをしても違う結果になってしうということ。

自分の検証は、他人から得られるものではありません。なぜなら、あなたやあなたの行動に対する彼らの気持ちは、いつでも変わる可能性があるからです。

だからこそ、自分で自分の失敗を決めつけてはいけないのです。

頼まれたことを断る能力があれば、「イエス」と言うよりも自信が持てるようになるでしょう。

自分を自由にしよう

「No」と言うことは、とても勇気のいることです。そして、自分を守るための手段でもあります。けれど、長年「イエス」派だったわたしは、気づかず間にかなりそんな自分に疲れていたように思えます。

心が広く、争い事を避けたいと思っていましたが、結局犠牲にしていたのはわたしの時間やエネルギーなど、わたしの大切なものばかりでした。

このホリデーシーズンは心穏やかに過ごせる人が増えたら良いなと思っています。自分が気持ちよく過ごせることを実践する絶好の機会として、素敵な年末年始をお過ごし下さい。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住10年 文筆家/ヨガ講師/アーユルヴェーダアドバイザー  House of Emmaでは、毎日の暮らしの中でできるヨガとアーユルヴェーダの智慧をベースにした食事、美容、セルフケア、季節ごとの過ごし方などライフスタイルの提案をしています。