エシカル消費は私たちが旅を通して環境にできることの一つ。シンガポールのおすすめエシカルファッションブランドを紹介

旅は楽しい。インスタグラムを初めとした様々なメディアの影響もあり、海外に出るということは私たちにとってとても気軽で身近なものになりつつあります。

しかし、一方で旅をすることが、環境に大きなダメージを与えることは否めません。年間4−5回は飛行機に乗ることのある私がしていることは、「エコでサステイナブルな暮らしを」と言いながらも、言っていることとやっていることが全く違うという状態。

それでも、旅を通して地球にとっても私たちにとってもできることがあると私は信じています。(信じたいです。)

旅が環境に与える影響は多大なもの。けれど旅の仕方次第で幾分かよくなる。旅ではエシカル消費を。

飛行機をはじめとした旅の交通手段や、産業活動が環境に与える影響は多大なものというのは、容易に検討がつきます。それでも、近年世界では環境活動に力を入れている企業や地域が多いことは多くの方がご存知の通り。旅の選び方次第では、環境に与える影響を抑えることも可能に。

例えば、自動車の選び方。車はエコカーを選ぶだけで、環境への配慮は幾分も良くなります。その他にも、旅の目的自体をエコにしてしまうのもあり。食事はなるべくオーガニックカフェやレストランにしてみたり、環境保護に積極的な国を選び環境活動に参加するのもあり。

少しの心がけで、結果は幾分も変わることは確かです。

エシカル 消費とは

エシカル消費も、環境のためにできることの一つ。旅先…海外では得にこのエシカル消費が実践しやすいと思っています。

エシカルとは英語の「Ethical」がそのまま日本語になった言葉です。和訳すると「論理的な」という意味。法律に縛られているわけではないけれど、一般的な人々が良識的に考えられること。つまり、社会的な模範のことを指します。

例えば、「ゴミは路上にポイ捨てしない。ゴミはゴミ箱に捨てる」など。

(ちなみに、私の住むシンガポールではゴミをポイ捨てする「初犯は最高1000ドル、再犯は最高2000ドル+清掃作業など」の罰が法律で与えられますが、一般的にゴミのポイ捨てを法律で縛っている国も珍しいですよね。)

最近では、環境への配慮や地域・社会貢献といった概念として広く捉えられています。そして、そのエシカルな考えに基づいた行動の1つが「エシカル消費」です。

一般社団法人エシカル協会 代表理事の末吉里花さんによると「『人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノ』を購入・消費する」ことがエシカル消費だといいます。

エシカルとは?
〜エシカル消費の押さえておきたい4つのポイント!〜 SUSTAINABLE JOURNEY

シンプルに言い換えれば、人にも地球にもみんなに優しいものを購入・消費しようということ。

フェアトレード

エシカル消費の一つが、「フェアトレード」。

例えば発展途上国の小規模農家が、コットンを育てているとします。それを買い手が適正で公正な値段で購入することで、農家の生活改善と自立が支援されます。

フェアトレードは農家の有機栽培移行も推奨しているので、オーガニックに切り替えることで農薬による農地のダメージや農家の健康被害も防ぐことができます」(エシカル協会)。フェアトレードとはこの「仕組み」「枠組み」を指します。

フェアトレードで生産されたオーガニックコットン製品を消費者が選ぶことがエシカル消費になるのは、消費を通じてこうした枠組みを支援することになるからです。

エシカルとは?
〜エシカル消費の押さえておきたい4つのポイント!〜 SUSTAINABLE JOURNEY

エシカルファッション

エシカルファッションとは、環境・労働者・社会に配慮するというエシカルの考え方に基づいたファッションのことを指します。

イギリス・ロンドンのNPO法人Ethical Fashion Forum(エシカル・ファッション・フォーラム)が定めているエシカル・ファッションの10のポイントがあります。

  1. 衣料品を大量生産する手法へ対抗している
  2. 労働者の権利を擁護している(公正な賃金、労働環境など)
  3. 地球に優しいサステイナブルな生活を支持している
  4. 農薬や化学品の不使用・または使用に対する問題提起をしている
  5. エコフレンドリーな布や材料を使用・生産している
  6. 水の使用を最低限に抑えている
  7. 再利用をしている。エネルギーの無駄をなくす取り組みをしている
  8. ファッション業界のサステイナビリティを促進・広める活動をしている
  9. 資源を提供・育成を行う/問題提起をしている
  10. 動物の権利の尊重

出典: Ethical Fashion Forum

海外ファッションではエシカルブランドが主流になりつつある

シンガポールのブティックフェアで見た消費者の問題意識の高さ

海外ではエシカルファッションが主流になるつつあるのは、エコへの関心が強い消費者が多いということが理由の一つに挙げられます。

私の住むシンガポールではエコ先進国に比べてみれば、まだまだ道半ばというのは否めませんが、外国人在住者が多いこと、また、英語が公用語ということもありインスタグラムやネットなどを通して海外の情報が取り入れやすいという理由から、ミレニアム世代の若者を中心にエココンシャスな人が増えてきています。

先月末、シンガポールで開催された半期に一度行われるショッピング・イベント「Boutique Fairs Singapore(ブティック・フェア・シンガポール)」では、多くの若者たちが訪れ、エシカルファッションを楽しんでいたのが印象的でした。

シンガポールのミレニアム世代以降の若者たちは、環境問題を無理やり押し付けられる世代ということを深く理解しています。そのため、消費も慎重に、よりエシカルに向かっている。つまり、シンガポールローカルデザイナーの多くがエシカルファッションをコンセプトにしているブランドを展開しているということです。

シンガポールのおすすめエシカルファッションブランド

 

ミニマリストの私は、基本的に旅をする時も荷物はミニマルに抑えたいという信念があります。よって、洋服は使い回しできるものを選ぶ他、現地で本当に気に入ったファッションに出会えた場合は購入します。

Esse

 

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シンガポールのミレニアム世代であるAlicia Tsiによって生まれたEsse。ファッション業界が環境に与えるネガティブな影響を知って、もっとエココンシャスな消費をできるようにしたいと思ったのがブランド創設のきっかけだそう。今でこそ、サステイナブルでエシカルなローカルブランドが増えてきたシンガポールですが、Aliciaがブランドを立ち上げる際にはまだまだ氏主流ではありませんでした。「選択肢がないならば、自分で作れば良い」と思ったそうです。なんて野心家なんでしょうか。

ブランドを始めた当初よりも、現在では消費者がより環境や社会問題に関心を抱くようになったということを実感しているそうです。例えば、「これは何の素材を使っているの?」「これはどこで生産されているの?」など。

Esseのデザインは、シンガポールのトレンドを意識しつつも、シンプルなデザインのものが多いのが特徴的です。どんな体系の女性でも着られるようにとデザインされているのも嬉しいポイント。

Design Orchard

250 Orchard Road #01-01

※取扱い状況は店舗へご確認下さい。

Source Collections

 

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私も大好きなTシャツブランドSource Collection。シンプルで空きのこないデザインは、流行に左右されずにいつまでも愛用できます。ジェイムズ・ディーンまたは吉田栄作をスタイルアイコンに持つような人なら、Source Colletionは大好きなはず。

女性のTシャツは、エコで有名なテンセル素材を使用。テンセルは、ユーカリを原料に化学処理で化学変化を起こし製造されたもの。テンセルは、石油などで作る合成繊維とは異なり、天然繊維に近い化学繊維として捉えられているため、エコな素材として認知されています。水・化学薬品・エネルギーの使用量がオーガニックコットンなどよりも低く、丈夫で長持ちする(サステイナブル)なためエシカルな素材と言われているんです。テンセルは、ただエコなだけでなく、締めつけ感がなく、軽い着心地が特徴的です。

店舗情報

Source Collections

公式HP (shop online)

旅の消費はエシカル消費で。

旅の際に、その地でしか手に入らないモノを購入するのが楽しみという方も少なからずいるはず。女性なら尚更。せっかく消費するなら、エシカル視点でモノを選ぶのが地球にも私たちにも優しい考え方なのではないでしょうか。

iPhoneは高いからという理由でそれよりも半額以下の安いスマホを購入した人が、数カ月後にiPhoneを購入していたという人が私の周りには2人います。

「コスパが良いと言いものが良い」と言う方も多い世の中ですが、結局本当に良いモノが一番コスパが良いんだと思います。

 

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、ヨガインストラクターとしても活動中。 2019年8月バリ島にて、全米ヨガアライアンス200時間取得予定。