何をしても3日坊主…”習慣化する”をヨガ的に考えてみる #生活ヨガクラブ

どうしたら毎日ヨガの練習を習慣化できますか?」と聞かれると答えに迷うことがあります。

なぜって、質問いただく方とわたしとライフスタイルも性格もヨガをする目的も異なるから。

そして大抵のケースでわたしは「焦らないでいいですよ」「必要な時に自然と習慣化できますよ」と言うようにしています。

ダイエットや日記、ジョギング、早起きなどを習慣にしようとして、三日坊主になってしまったという経験は誰しもあるはず。わたしもたくさんあります。

今回は”習慣化する”をヨガ的に考えてみました。

この記事はこんな人におすすめ
・ライフスタイルや生活リズムを変えたいと思っている人
・何をするにも三日坊主になってしまう人
・ヨガ哲学に興味のある人

そもそも習慣化とは?

習慣には”意識して行うもの”と”無意識で行うもの”の2つがあると思う

しゅう‐かん〔シフクワン〕【習慣】
 長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと。「早寝早起きの習慣」
 その国やその地方の人々のあいだで、普通に行われる物事のやり方。社会的なしきたり。ならわし。慣習。「盆暮れに贈り物をする習慣がある」
 心理学で、学習によって後天的に獲得され、反復によって固定化された個人の行動様式。

Weblio辞書

上記の意味をよくよく考えてみると、習慣には2つの側面があることが分かります。

●意識的な習慣

まず1と3の習慣の意味を噛み砕いて言うと、ある程度の努力を伴って”意識的に”繰り返し行っている行動が徐々に自分の中で決まりごととして身につくという側面。

これが、早寝早起きの習慣だったり、ヨガを毎日練習する、毎日英語のリスニングをするといったこと。あくまでも自分の意思で続ける必要があります。

●無意識的な習慣

そして、2の習慣は当たり前のものとして”無意識に”行っている行動と言ったところでしょうか。

例えば、上記の例に挙げれられているように、お正月行事には家族が集まる、お年玉を上げるなどといったものも当たり前と化している習慣。その他にも、朝起きたら顔を洗う、食事のあとには歯磨きをする、トイレの後は手を洗うなどは多くの人が無意識に行っている習慣ではないでしょうか。

習慣化のメカニズム

習慣化のメカニズムの一つとして挙げられるのが、脳が行動をパターン化していることがあると言われています。

例えば、家を出る時にはドアの鍵を締める、トイレの後は水を流す、ごはんの前は手を洗うなどは、脳は「この時にはこうする」「こうなったらこう行動する」といった行動のパターンを記憶しているため無意識で行うことができます。

ヨガ的に”習慣化する”について考えてみる

マインドフルネスをする

もちろん赤ちゃんや子どもたちは、このようなわたしたちが快適に生きていくための習慣なんてものは潜在的に持っていないことがほとんどだと思います。ですので、大人にとって無意識の習慣であっても、子どもにとっては意識的な習慣として大人のわたしたちが手取り足取りで「外から帰ってきたら手洗いうがいをするんだよ」「知らない人にもしっかり笑顔で挨拶しようね」と教え脳にインプットしていきます。

つまり、ほとんどの習慣というものは、他人や社会、また自分で意識的に努力を伴って繰り返し行って、無意識の習慣にしているということではないでしょうか。

ヨガ的にここを掘り下げていくと、『マインドフルネス』につながります。

無意識な暮らしでも何とか暮らしていける便利な現代ではありますが、もう少し一つ一つを丁寧に”今ここに”意識を向ける時間を生活の中で5分でも10分でも増やしていくことで、”意識して行う”ということに慣れていくことができます

ヨガの練習や瞑想などは、もちろんマインドフルネスの練習でもありますが「それが習慣化できないんです!」という声が聞こえてきそうなので(笑)、更に簡単な意識的な暮らしのはじめの一歩としておすすめなのが『ジャーナリング』です。

瞑想やヨガが続かない要因の一つとして挙げられるのが、集中できない=練習に意識を向けられないということだと思います。それは外的刺激なのかそれとも雑念など自分の内側で起こっていることなのか人によって異なりますが、意識が向けられない練習を続けていても効果は感じづらく、「これは続けても意味がない」と感じてしまうかもしれません。

ジャーナリングが良いのは、”否応なし”意識的な暮らしをすることに導いてくれるから。おすすめは、自分の心身を観察するジャーナリング。このジャーナリング方法は、自分に意識を向ける…つまり自分に関心を持つ時間を持つことにつながるので「これを習慣化すれば、もっと体調がよくなるかもしれない」といった、あらゆることの習慣化の近道になると思います。

必要な時にできるようになるから焦る必要はない

ヨガの教科書『ヨガスートラ』の中には、人は何度も同じ間違いを犯す生き物と説かれています。

何度も何度も「あーまたやってしまった…」と繰り返し繰り返し心の底から「コリゴリだ!」と思って初めて「もう変わろう」となると。

例えば、「ヨガをしていないから肩こりが酷いことにコリゴリだ!」となれば、ヨガを習慣化しようとなっていくというわけ。これが先に挙げた、脳への行動のパターン化です。

つまり、「ヨガを毎日(毎週)練習したい」⇔「また明日(来週)から始めれば良い」を繰り返している人は、もしかしたらまだコリゴリしていないということなのではないかと思います。

裏を返せば、それは「今の自分に満足している」「今の自分にヨガは必要ない」ということなのではないでしょうか。だから、習慣化できない自分を責める必要は全くありません!

私自身も、5年前まではヨガの練習なんて趣味程度に月1−2回スタジオレッスンに通っているくらいでした。それが、自分の心身の不調から始まり、ヨガ哲学に少し片足を突っ込んでみたら、「わたしに必要なものだ」と思ったから、自然と習慣化できるようになりました。

無理してやろうとする必要もなく、焦る必要もありません。本当に必要な時がきたら体や心が必ず教えてくれます

新版インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ

自分と向き合うことで本当に必要なことは習慣化できる

わたしが「続けたい」と思い成功した習慣を振り返ってみて、感じるのは”自分と向き合うこと”が最もシンプルで大切な習慣のコツです。

「これをやって本当に幸せになるのか」と考えてみて下さい。

人が良いと言ってるからと言って、自分にとって良いとは限りません。一人として同じ人がいないのだから、万人にとって良いことはないのではないかなとも思います。

ですので、自分と向き合って本当に必要なことなのかどうか見極めてみてはいかがでしょうか。そして、今すぐ始められなくても必要な時、または準備ができた時に習慣化できる時は必ずくるはずです。

焦らずに。頑張りすぎず。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。4歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。