日本に住んでいた時は「梅雨入りしました。」というニュースを耳にする度に、病気でもないのに頭痛がするような気がしていました。
日本の梅雨はもうしばらく経験していませんが覚えていることと言えば、1日中雨。朝から晩まで雨。次の日もその次の日も…梅雨明けするまで、雨ということ。そしてその過ごし方がとても難しいと感じていたのを記憶しています。
簡単に言えば、鬱陶しい時期である梅雨におさらばして今年で9年。私は日本よりも更に雨の多い国シンガポールに身を置いています。
9年も住めば、もう雨との付き合い方も否応なしに上手いものに変わっていきます。あんなに雨の日が憂鬱と思っていたわたしはどこかに消え、今では雨の日にできる楽しい過ごし方を日々模索しながら過ごすようになりました。
Contents
梅雨の時期が憂鬱
梅雨の時期は「気象病」に注意
梅雨は、連日の雨や湿気のせいで、”髪の毛はまとまらない”、”通勤通学が困難になる”、”洋服や靴が濡れる”、”手足が冷える” なんてことから、”何だか頭がボーッとする”、”やる気スイッチが見つからない”、”憂鬱になる” なんてことまで、私達の生活に多かれ少なかれ支障を来す時期。
蒸し暑くてダルい。何だかやる気が出ない。憂鬱。天候に対してストレスを感じている人って多いですよね。
私の場合は3歳の頃の交通事故の古傷が痛むこともありました。そんな気象によって体調や健康が左右されることを症状を専門家の方々の間では「気象病」とも呼ぶそうです。
雨の日も楽しまないと損なのかも
損得で物事を見るのはよくないのかもしれませんが、「雨の日だから…」と雨のせいにして気分をとことん落ち込ませっぱなしや何もしないでただボーッとした2ヶ月間を過ごすのって、もしかしたらとても勿体無いのかもしれない。
そのように考えたのは、1年中(しかも乾季の今でさえ)雨の多い国に長く身を置いていること、また雨の日でも関係なしに人生を謳歌している娘を見たことがきっかけです。
梅雨を快適に健康に過ごす方法
ヨガで憂鬱を吹き飛ばす
梅雨時は自律神経が乱れやすい時期とも言われているそう。
自律神経とは、アクティブな状態の時に働く交感神経と、リラックした状態の時に働く副交感神経からなっています。
通常、眠っている間は副交感神経が優位。朝明るくなって目覚めると交感神経が優位になると言われていますが、梅雨どきは朝からどんより雨雲がかかって暗い日も多く、切り替えがうまくいかなくなります。
何だかボーッとする。やる気が出ない。梅雨の時期に多いこの症状は、自律神経の乱れによって起こる現象というわけですね。
自律神経は自分ではコントロールできない。私もそう思っていました。朝起きぬけにどんよりした気持ち、ボーッとするなと感じる人は、ゆっくり太陽礼拝がおすすめ。
雨の日ファッションで通勤・通学・お出かけを楽しむ
梅雨の時期は、実は寒暖差が激しい時期。
人間は気温の変化に1週間ほどで順応すると言われているそう。寒かったかと思えば、急に暑くなる。そんな気温の変化に翻弄されて体調を崩してしまうという人も多い時期が梅雨。
急な気温の変化に対応するためのファッションを考えるのは、意外と楽しいかもしれません。レインブーツや、レインポンチョ。1年中暑い国にいると逆にジャンパーなどを着る機会がほぼ皆無ですが、ちょっと肌寒い日は、晴れている日には着ることのでできない上着を持っていくことが私の雨の日のファッションやお出かけを楽しむ方法。楽しいだけじゃなく、健康管理もできるんだから一石二鳥。
雨だから、わざわざ身に付けたくなるアイテムを揃えると、通勤通学、お出かけを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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子どもと過ごす雨の日は雨の日にしかできな遊び
子どもがいる休みの日に雨が降っていると「どうしよー!」なんて思ってしまいますよね。私もそうでした。まだ娘が新生児の頃は、自宅でゆっくりお歌を歌って聞かせたり、絵本を読んだり、一緒に昼寝をしたり、お茶を楽しんだりという過ごし方でも娘は分かりませんが、私は楽しめました。
それでもいつまでも寝たきりなのが子どもではありません。いつの間にか寝返りをしてずりばい、そしてはいはいをはじめたかと思えば、つかまり立ち。どんどんアクティブになっていき、いつの間にか走り回り、ソファーからソファーへジャンプ!その姿は、まさにチビ猿そのもの!
大人がそれぞれ違うように、子どもだって家の中で絵本を読んだり絵を書いたり静かに過ごすことを好む子もいれば、我が家のように狭い家の中を縦横無尽に走り回る子どももいます。
我が家の場合は、1歳を過ぎて、歩くのが上手になってから選択肢が広がって楽になったなーと思いきや、2歳を過ぎて我が強くなってきた頃には、雨の日の過ごし方がとても難しく感じるようにもなりました。
子どもとずっと一緒に家の中にいるって、意外とストレス。楽しいけど、ストレス。
- 室内プレイグランドへ行く
- お友達を自宅に招く
- 家で最近遊んでいないおもちゃを引っ張り出す
- 映画を観る(最近はTrollsがお気に入り)
- ダンスを一緒にする(Trollsの歌にあわせて)
- 歌を一緒に歌う(これもほとんどTrolls)
- 模造紙に絵の具で絵を描く
- 簡単な料理やお菓子作りを一緒にする
雨の日だから晴れの日だからというのは関係なしに、子どもは遊びたいもの。目に見えるものが全て新しくて、楽しいものに見える好奇心旺盛な子どもは、おもちゃだからおもちゃじゃないから関係なしに何でもおもちゃにする天才でもあります。
なので、逆に室内のプレイグラウンドに行くことは最近は稀になってきました。もちろん行けば楽しいですし、学べることもたくさんあるとは思います。それでも「わざわざお金をかけなくてもいいか」という思いもあり、行くなら無料のプレイグランドに行くことも多いです。
子どもと一緒に真剣に遊ぶのって、童心に帰れるので意外とそれがママのストレス解消にもなったりします。私の場合、得に歌を歌ったり、ダンスをすることが。語弊があるかもしれませんが大人からしてみたらちょっと無駄な過ごし方と思えることも、やってみると意味のある事なのかもということに気づけます。
子どもがいない方でも、童心に返るのはおすすめです!
雨の日だから楽しめることがある
- Netflixを観る
- ジャーナルをつける
- 手の混んだ料理を作る
- 読みたかった本を読む
- 温まるドリンクを作る
- 音楽を聞きながら考え事をする
もし私が一人で雨の日を過ごすなら、シンプルですがそんなことをしたいです。雨の日って、よくよく考えてみれば心穏やかに静かに過ごせるようなわたしはしています。
以前お仕事でカメラマンの方とお話していた時に「雨の日にしか撮影できな写真があるんですよ。」と教えて頂いたことがありました。
毎日雨がしとしと続く梅雨の時期も楽しむには、「雨の日も、晴れの日と同じように楽しみたい!」という心の持ち方が大切なのかもしれません。雨の日もわくわくすることを見つけられたらいいですね。