「水の使い方」をあらためて「アーユルヴェーダ」の知恵でこの秋冬冷え改善しよう!

大学生の時に、母と二人で台湾に旅行に行った時に受けた足つぼマッサージのおばちゃんに、

「何この冷たい足は!あんた若いのに!漢方しなさい!」と熱心に勧められたことは今でも鮮明に覚えている。

おばちゃんの手の暖かさと切なそうな顔から、あれは絶対にむやみやたらに漢方を売りつけたかったわけではなく、本心で心からそう思ったのだと今でも思っている。

南国で冷え性で悩むなんて思ってもみなかった8年前。熱帯ジャングルに囲まれた国に引っ越せば改善されると思っていた私の冷え性は、場所を変えたからといってそう簡単に解決できるものではなかった。

年相応の平均的な経験を重ねた私の体は正直で、冷房に当たれば冷えるし、気温がいつもよりも低ければ冷えている。

個人差はあれでも、女性の7〜8割が冷え性というデータもあるという。その7〜8割の一人がこの私。

あの時こうしていればって過去への後悔はいくつかあるけれど、過ぎてしまったものは仕方ない。やり直しがきくのが人生の面白いところなのだから。

ある程度、色々な経験をしてきた今だからこそ真摯に自分のカラダと向き合うことができる。

冷えの原因

冷えを作る原因はその人の体質やライフスタイルによって様々。

よく言われているのは、女性は男性に比べると、熱を作り出す筋肉が少なく、貧血や低血圧の人が多いこと。また、月に一度の月経の影響で腹部の血の巡りが悪くなることも冷え性が多い理由と考えられている。

そんな女性特有の体質に合わせて、普段のライフスタイルも大きく冷え性には関わってくる。

例えば、おしゃれだから寒いけど我慢して薄着をする。暖かくした部屋(コタツの中)で、冷たいアイスクリームを食べるのが幸せーという人もいる。

言うまでもないかもしれないけれど、これらは冷え症に繋がる要注意な行動。

また、冬に限ったことではない。

夏の暑さにかまけて冷たい飲み物を飲んだり、体を冷やす食べ物をたくさん食べたり… 温かい地域の食べ物は本来、体を冷やす作用がある。おしゃれだからと言って、冷房の効いたオフィスで素足のまま上着を着ないで体を冷やしてしまう。

身についてしまった習慣というのはどうにもこうにも中々抜け出せないもの。それでも、体のことを思うと悪い習慣は改善すべきなのは事実。

南国の人の冷え対策で一番効くのは「白湯」

手足が冷える人もいれば、お腹が冷える人だっている。軽度の人もいれば、氷のように冷たくなる人だっている。冷え性の症状が人それぞれ違うように、その人に合う対策も人それぞれ。実験データを元に科学的に証明されているからといってそれが自分に本当に合うかは個人差があるし、コレだ!と見つかるまではトライアンドエラーの繰り返し。

そして、冷え症に悩む女性は世界中に存在して、私の住む赤道直下の国・シンガポールでも同じ。特にシンガポール国民の78%を占める中華系の人々は冷えにかなり敏感。体を冷やさないことにかなり気を使っている。

多くの人が取り入れているのが漢方。私も中華系シンガポール人の友人からよく勧められるけれど残念ながら私には味わいの観点から続かず…漢方を手にするのは風邪を引いた時だけで、一般的には使用することはほぼない。

色々試してみた結果、私の体に一番合うのがアーユルヴェーダを起源に持つ「白湯」を飲むこと。

白湯の起源はアーユルヴェーダ

白湯の起源は、「アーユルヴェーダ」。アーユルヴェーダでは人の体は自然界と同じようにドーシャと呼ばれる「火」「水」「風」の要素で成り立っていると考えられている。「水」を「火」にかけ沸かし、それに気泡がでることで「風」が加わり、ことで、全要素を満たしているため体のバランスを整えるとされているのだ。

朝の起きぬけ白湯生活

私は、これを毎朝コップに1杯飲むようになってから、手足の指先の冷えや生理前のお腹の冷えなど冷え性がかなり軽減するように。朝起きたてで、体をポカポカさせ全身に血が巡っていくのがとても心地良く、今では朝に白湯を飲むことが楽しみで眠りにつくまでに。

ちなみに冷え以外にも、白湯の効果を実感することが最近増えてきた。一番影響が大きいのは、「便通」。PMS期間はお腹の張りや便秘になることもしばしばあったけれど、朝の起き抜け白湯生活を始めてからと言うもの、便通がかなり良い。もちろん、食べ方も多少は気にしてはいるものの、一番変化を感じたのは白湯をスタートしたことだから間違いないと私は確信している。

白湯の作り方

  1. 水をやかんや鍋を使って沸騰させる
  2. 沸騰したら蓋をとり、そのまま沸かし続ける
  3. 10~15分ほど沸かせば完成!

白湯作りのポイント

  • 水はミネラルウォーターや浄水器の水、水道水でもOK
  • 沸かし続けるので蒸発し量が減っていくため最初の水は多めにするのがポイント
  • やかんで作るのがおすすめだけど、電気ポットで作ってもOK

飲み方

  • 人肌より少し高めの温度50度前後に冷ましてから飲むのがおすすめ。
  • 少しずつ時間をかけて飲む。一気に飲むのはNG。
  • 食後30分の間に飲むのはNG。胃が水分過多いになり消化を遅らせてしまう恐れあり。

水は自然を循環する資源:水をサステイナブルにするために私たちができること

蛇口をひねれば、水が当たり前のように出てくる。私たちにとって、水はあまりにも身近すぎる自然の資源。だから世界で「水不足」が問題になっているといわれてもピンと来ないかもしれない。

シンガポールも日本も、雨がたくさん降るし、水道をひねるといつでも水がでてくるから、水が豊富にある錯覚してしまう。

日本では年間降水量だけをみると世界平均の約1.6倍もあるそう。けれど、実際一人あたりの量で計算してみると、世界平均の約4分の1。そして雨が降っても蒸発したり、海に流れてしまうことを考えると実際に使える水の量は降水量のわずか約20%。

けれど日本人一人当たりの生活用水の使用量は世界第2位も言われている。最近は温暖化によって積雪量も減っていることも、水不足の原因になっており、春の雪解け水が減ってしまうのも問題とされている。

自然が与えてくれた貴重な資源なのだから、大切に使っていきたい。もちろん白湯を作る時も!

例えば、沸かして余ったお湯はまた、沸かし直しはNGだけど、保温ポットや保温ボトルなどに入れてゆっくり飲んだり、家族のお茶やコーヒーを作るのに活用しても無駄遣いしない!

私たちの健康を支えてくている水も、自然の中を循環する大切な資源。水の循環に負担をかけないで水を使う「水のスマートユース」という考え方を持って朝抜け白湯生活を始めるようにしよう!

出典:国土交通省ホームページ「令和元年版 日本の水資源の現況について」
水道技術研究センター「世界の生活用水使用量マップ 国別」

▲コチラは私が勉強に使っている「アーユルヴェーダ」のテキストです。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。4歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。