複業・パラレルキャリアは不況に負けないサステイナブルな暮らしに繋がる?!現役複業者の私が感じるメリットと続けるコツ

コロナ不況以降、多くの人が抱えている「不安」…そんな時こそ、自分の生き方を見直すチャンスと注目を集めているのが「複業」という生き方。日本では2018年に政府が推進している「働き方改革」以降、知られるようになりまました。とは言え「終身雇用」が一般的と考えられている日本ではまだまだその働き方を選択する人は限られています。一方、私の住むシンガポールではこの働き方を選ぶ人が若者を中心に増加傾向に。職業柄か私の周りには複業者で溢れていてます。そんな私自身もライターとフィットネスインストラクターの複業者。賛否両論のある働き方(生き方)ではあるとは思いますが世界的に先行き不透明な今、複業という選択肢が注目される理由を体験をもとにお話してみたいと思います。

そもそも複業って?

副業と複業は違う

「複業」とは、その言葉の通り複数の職業に就くことで、パラレルキャリアとも呼ばれます。パラレルキャリアは、P・Fドラッカーの著書『明日を支配するもの』で紹介した考え方で、本の中では「本業を持ちながら、第二のキャリアを築くこと」と定義されています。

副業とよく同じと考えている人も多いのですが、副業の場合は本業がありサブとして他の仕事から金銭的な報酬を得ることを目的としていることを指し、複業(パラレルキャリア)の場合は、自分のスキルアップや夢の実現、社会貢献活動などのために活動することを指します。

複業者の私が語る今の時代に「複業が良いと思う」理由

相互作用

私が複業という働き方を選んだ一番の理由はこの相互作用です。

私が複業者に転身したのは、昨年8月にRYT200(全米ヨガアライアンス認定ヨガ講師)の資格を取得してからのこと。それまではライター、そしてたまに依頼があれば編集のお仕事を引き受けていました。

ライターと聞くと自宅やカフェでコツコツ仕事をしているというイメージですが、それだとつまらないものしか出てこないんです。取材するためにたくさん外にも出るし、自分から何かを掴みに行かないと面白い企画も出ません。ものすごい才能のある人のある人であれば話は別かもしれませんが、中身がなければ内から出るものっていうのは何もなくつまらないものしか書けません。

面白いものや情報が伝えられる人って、たくさんの経験をしている。そう思った私は、もともとヨガやフィットネスが好きだったことから、資格を取得して自分の経験のためにインストラクターとしての仕事もはじめました。

複業を始めて1年たつ今、お互いが良いバランスで作用してます。フィットネスやヨガを生徒さんに教えたことが書くことに繋がることもあるし、書くために得た知識を生徒さんに伝えることもあります。”インストラクターをしているから”という理由で執筆依頼も頂けます。本サイトや外部メディアで私の執筆したものを見て、私のヨガのレッスンを受けたいと言ってくれる人もいますし、ヨガのレッスンを受けてから私の記事をと読んでくれるようになった読者の方もいます。

一つの仕事だけだと得られない知識や実績、人脈などが新しい仕事や成果に繋がるのは、複業の最もやりがいのあるポイントだと思っています。

好きなことを仕事にできる

もともと書くことは大好きで、もっと魅力的なコンテンツを作りたい!と思いヨガ・フィットネスインストラクターを始めた私は好きなことを仕事にできました。すでにライターとしての収入もあるため、「インストラクターとして稼ぎたい!!!」と思っていたわけでもないのが、複業を楽しめている理由かもしれません。

本業を抱えながらも、「この先不安…」という方は、思い切って今好きなことをやってみてもいいかもしれません。好きなことを続けられると心の安定にも繋がりますよ。

魅力が増える

いくつかの仕事に従事することは、人としての魅力が増します。だって知識が増えるから。知識が増えると、自分の選択肢も広がります。知らなくても生きていけることもあるけれど、知っていれば世界が広がる。

例えば、語学なんてまさにそう。その他の言葉が喋れるとたくさんの知識を吸収することができて、たくさんの選択肢を得ることができます。魅力のある人って、どんな環境下でも状況下でも生き生きとして魅力的ですよね。

「仕事がなくなったら…」という不安を軽減

いつ何がおきるか分からないのが今の時代。どんなに大きな会社だって何があるか分かりません。特にコロナ以降、そう感じている人はたくさんいると思います。

一つの仕事に従事し打ち込むことも、もちろん素敵なことだし誇らしいこと。けれどある日、”突然離職しなくてはいけなくなったら…”、また”給料カットされたら…”そんな時、複業していると不安を軽減してくれます。

利益が上がる

複業の場合、副業のように収入を増やすというのが目的ではないため、収入が絶対に増えるわけではありません。

私の個人の場合は、インストラクターを始めてからライターの収入は上がりました。これは相互作用のおかげだと思っています。

また、お金以外の利益を得ることも。ニュージーランドの湖畔に住みながら複業をしている四角大輔さんが、複業はお金以外の価値を生むことがあると『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』(本田直之・四角大輔 共著)の中で語っているように、数は多くありませんが、記事の執筆のために商品を試させていただけることもありますし、アクティブウェアのアンバサダーのお話などをいただくこともあります。

どうやって複業を始めればいい?

複業の始めた方

選ぶ仕事や会社に所属しているしていないなどによって変わるとは思いますが、複業にはルールはないと思います。今している仕事を今まで通り頑張りながら、自分が心の底から「やりたい!」と思うことを始めるだけです。

趣味から活動の幅を広げていったり、起業をする準備として始めたり、またNPOや社会人学校、またボランティアサイトを通じて活動をおこなったりと、多様な始め方があります。私の場合は、資格を取得して自分に自信をつけてから始めました。

複業に適した仕事って?

これが複業に適している!と言い聞れる仕事はないと私は思っています。もちろん、時間や場所の融通が効くから複業が”やりやすい”という仕事はあるかもしれません。

とは言え、仕事をするのは自分自身。どんな仕事でも、その仕事をする本人が2つ以上の仕事を行うことは大変であることには変わりません。

大切なのは、本当にその仕事をやりたいという気持ちを持ち継続すること。

複業を続けるコツ

スケジュール管理

2つ以上の仕事をすることは決して楽ではありません。仕事以外にも家事や育児などもあれば、尚更。まずは自分のできる範囲でスケジュールを組むようにしましょう。スケジュール帳やスマホアプリのカレンダーを利用して、持続可能なスケジュールで。

体調管理

複業には体力も必要です。私はラッキーなことに自分の健康管理をすることが仕事になっていますが、複業するにあたって運動は必須体が弱ると、心も弱ります。風邪を引いたり、体調を崩したりしながら一つの仕事をするのも大変なのに、それが2つ以上ともなったらもう大変。

意思を強く持つ

絶対に続けると言う強い意思を持つことが大切。時間や体力を使って始めたことも続けないとどんな形にしろ成果は出ません。「やる」と決めたら、やり続ける。

お金を目的にしない

収入を増やすためといのはそもそも複業の定義とは異なりますが、自分の時間や体力を使っているので目に見える報酬をほしいと思うことも人間であれば出てくることも。お金を得ることが決して悪いこととは思いませんが、お金だけを目的にすることはどうしても苦しくなってきます。そんな時は、どうして自分がこの複業を選んだのか原点に立ち返ることをおすすめします。

これからの不安定な世の中を安定して暮らしていくための複業という選択

複数の仕事を持つということは、決して楽ではなく大変なこともありますが、複業という働き方を選択している人のほとんどが自分の好きなことをしています。好きなことをすることは生き生きし、心の安定する。どんな状況でも環境でも、心が安定していることがサステイナブルな暮らしに繋がるのだから。先行きが見えない現代もたくましてく生きていける人が増えますように。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200(Registry ID: 301558)を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。