ヨガインストラクターの私が考えるオンラインフィットネスのメリットと課題点。オンラインフィットネスでウィズ・アフターコロナもサステイナブルな暮らしを実現しよう

大袈裟に聞こえるかもしれませんが私はフィットネスを通して世の中がよりサステイナブルになるように変えたいと思っていて、もちろんそれは可能だと言うことも信じています。そのために一人でも多くの人がフィットネスに興味を持って、フィットネスができる環境が整えたいと日夜考えています。

オンラインフィットネスは、コロナ禍の中でも気軽にできなおかつ環境への負担も軽減できます。ただし、ポイントを押さえないと「続かない」、「効果がない(実感できない)」、「楽しくない」、そして最悪怪我にも繋がります。そこで今回は、私がオンラインを通して教えること・受けることを通して体験したメリットや課題、そしてポイントをお伝えしていきたいと思います。

今さら聞けない…「オンラインフィットネス」って何?

オンラインフィットネスとは

「オンラインフィットネス」は、その名前の通りオンラインで通して、好きな場所でエクササイズができるサービス。スタジオにあ今日必要がないため、全国もしくは国をまたいでも利用できるのが最大の特徴。

オンラインフィットネスは2種類

On Demand(オン・デマンド)

オンラインフィットネスの種類一つ目はオン・デマンド(on demand)のもの。これはレッスンを録画したもので、ユーザーがレッスンを受けたい時に、受けることができます。アプリやYou tubeなどのオンラインフィットネスは、オン・デマンドのオンラインフィットネスになります。

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ライブレッスン

そして、もう一つはライブレッスン。Zoomなどのテレビ通話機能や、インスタライブ機能を使用して、インストラクターがライブでレッスンを行ってくれます。コロナの影響で、多くのスタジオが営業停止になり、オンラインのライブ配信レッスンに切り替わりました。

Zoomなどの電話通話機能レッスンの場合は、インストラクター側からも生徒の様子を確認することができるため、バーバルアジャストメント(言葉を使って、アライメントを整え正確に体を使うことを促すこと)が可能になります。

一方、インスタライブの場合はインストラクターから生徒の姿を確認することができないため、アジャストメントは不可。とは、言えインスタライブのレッスンは無料で受けられることができるのがメリット。現在は、様々なフィットネスインストラクターが、色々なスタイルのレッスンを配信してくれているため、お気に入りのインストラクターを見つけるのに役立ちます。

フィットネス大国ではコロナ以前からオンラインフィットネスは定着済み

フィットネスの未来の形「ホームジム」

実はフィットネス大国のアメリカでは、オンラインフィットネスは10年ほど前から人気。ここ数年ではスマートフォンならぬ、スマートミラー(鏡)と呼ばれる「Mirror(ミラー)」を筆頭にテクノロジーを駆使した「Home Gym(ホーム・ジム)」と言われるほど進化を遂げています。Mirrorは、鏡を通してライブそしてオン・デマンドのオンラインフィットネスを自宅で実践できるもの。アリシア・キーズやジェニファー・アニストンなども愛用中です。

オンラインフィットネスがアメリカ都市部を中心に広がったのは、フィットネスジムやスタジオにお金を払って登録しても、多忙のため定期的に通えない、続かないと退会する人多かったため。また、多忙極めるセレブリティーがオンラインフィットネスで心身の健康をキープしているということをSNSなどを通してシェアしたことも理由に上げられるかもしれません。

10年以上続くオンラインフィットネスは、今後更に加速していくことがアメリカそして世界では考えられていて、Mirrorのようなホームジムの日本上陸もそう遠くはないとも言われています。

オンラインフィットネスのメリットと課題点

オンラインフィットネスのメリット

メリット1. いつどこでも好きなように

先述した通り、オンラインフィットネスの最大のメリットは、いつでもどこでも好きなようにフィットネスができるということ。

特にオン・デマンドの場合は自分の都合に合わせることができます。その日の体調に合わせてレッスンを選択することもできるのも魅力。

ライブレッスンの場合は時間が決まっていますが、それでもスタジオに通うための行き来の時間、交通手段、また自宅のシャワーを使用できることなどを考えたらだいぶ負担は軽減されます。

メリット2. スタジオレッスンに比べリーズナブル

オンラインフィットネスの中には、無料で参加できるものも多くあります。プロのインストラクターのレッスンであれば、無料だからと言って質が落ちるというわけではありません。

スタジオが開催しているオンラインフィットネスもスタジオレッスンに比べると低価格で設定しているスタジオが多くあります。お財布にも優しいのもオンラインフィットネスの魅力。

メリット3. 環境に優しい

私がオンラインフィットネスが環境に優しいと考える理由は、主にCO2削減とゴミの削減という観点から。

自宅から徒歩や自転車を利用して行けるスタジオに通っている場合を覗いて、わざわざ車やバス、電車を利用してレッスンを受けに行くことはCO2排出に繋がります。自宅で受ける場合は交通の利用を減らすことができるますよね。

また、スタジオレッスンで多く見られるのが「マイボトル忘れちゃったー」という事態。忘れたから、ペットボトル飲料を購入するということに繋がります。自宅でのレッスンでは、忘れ物なんてありません。

メリット4. ウィルス感染確率が低い

スタジオの多くがウィルス対策を徹底してしっかり行い清潔を保っていますが、それでも今は特に敏感な時期。器具や道具を、誰かとシェアすることに抵抗があるという方も多く見られます。

その点、自宅でのオンラインフィットネスは自分の道具を使用してフィットネスができるため、他人との共有は必然的に避けることが可能。

メリット5. 運動を習慣化しやすい

スタジオレッスンが習慣化しずらいのは、「忙しい」、「仕事が終わらない」、「子供が熱が出た」など表上の理由は人によって様々。そして、”通わなくてはいけないから”という裏の理由が隠れていることが多くあります。

好きな時に好きなようにできるオンラインフィットネスは、習慣化しやすい。特にオン・デマンドレッスンであれば、朝早くても夜寝る前でも自分の暮らしのスタイルに合わせて実践できます。

オンラインフィットネスの課題点

課題1. ハンズアジャストメントがない

ハンズアジャストメントとは、手でアライメントを直すこと、正確な体の使い方を手を使って指導してもらえるのは、インストラクターからレッスンを受けている最大の魅力です。正しい体の使い方をしてフィットネスを行うことで、体を痛めることや怪我を防いでくれます。

一方、オンラインフィットネスはバーバルアジャストメントは可能でも、体を触れることはできません。初心者の方などは特に言葉だけでは中々理解できないということも多くあります。(とは言え、現在コロナでセーフディスタンシングが必要な時期でもあるため、ハンズアジャストメントを停止しているスタジオがほとんどだとは思いますが)

初心者の方がオンラインフィットネスに参加する場合は、必ず自分のレベルに合ったレッスンを行うこと。また、運動が得意な人でも新しいタイプのフィットネスに参加する方もレベルを確認して、初めてなので軽減法(体への負荷を緩める方法)を用いてほしい旨をインストラクターに伝えるようにして下さい。

課題2. サボってしまう人も?!

インスタクターや生徒が周りにいないことで、もうちょっと頑張れるはずなのに負荷を緩めてしまったり、ちょっとお休みが多くなってしまうというのもオンラインフィットネスの課題。私はオン・デマンドレッスンの場合はよくそういうことがあります。結果として「効果が実感できない!」と言うことも。(私の場合、自分で自分を鼓舞できていないだけなのですが・・・)

見に覚えのある方は時間の制限はありますが、テレビ電話を利用したライブレッスンを利用して先生に叱咤激励をしてもらうようにしましょう。

課題3. オンラインフィットネス選びは最も重要!

もしスタジオレッスンに継続的に通っているのであれば、馴染みのインストラクターのレッスンを受けることができるオンラインフィットネスを利用するのが一番のおすすめです。

新しいフィットネスに参加する場合は、お得だからと言ってはじめ数回以上のチケットを購入するのではなく、割高にはなりますがシングルチケットがおすすめです。そのフィットネスが自分に合うかも分かりません。また、インスタクターの相性も重要です。もし、インスタやYou tubeなどでレッスンを公開していればそちらを受けてみるのもおすすめです。

セルフプラクティスを持続的に行える人を増やしていく

コロナのパンデミック化は、たくさんの人が自分の健康を見直すきっかけとなりました。中でも、大ヒットとなった「オンラインフィットネス」はウィズ・アフターコロナ時代もますますヘルスコンシャスな人の間では一般的なものになっていくことがフィットネス界では予想されています。

先述した通り、フィットネスジムやスタジオに通わずとも、自宅にいながら低価格で運動をすることとができることはオンラインフィットネスの最大のメリット。そして日本にいながら海外の人気トレーナーやインストラクターのレッスンを受けることができるため、「場所」という弊害を超えた利用ができるのも魅力。

そしてコロナ禍を通して多くの人が「”わざわざ”通わなくても運動ができる」ということに気づいた方も多くいるのではないでしょうか。もちろん、直接指導してもらうことでレベルアップに導いてくれるため、スタジオレッスンはそのまま残り、ただその在り方は徐々に変わっていくと思います。

私がインストラクターとして考えているのは、これからの時代、自分で自分の健康をキープできる人を増やしていきたいと考えています。インストラクターのレッスンに参加しないと運動ができないという環境から、オンラインフィットネスやスタジオレッスンはそれをサポートする存在になり、自らフィットネスの実践(セルフプラクティス)が持続的に行える人を増やしていきたいと思っています。私自身、レッスンに参加するのもセルフプラクティスをするのも同じくらい自分のためになっていると感じています。けれど、セルフプラクティスできるようになったのもちゃんとしたインスタクターの先生についたり、自分で解剖学や資格の勉強をすすめているおかげ。

一人でも多くの人がフィットネスを通してサステイナブルな暮らしを実現できるように今後、新しいコンテンツを企画していく予定です。お楽しみに!

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200(Registry ID: 301558)を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。