National Gallery Singaporeで公開中!『Minimalism』を鑑賞して学んだこと

ミニマルな生活に造詣を深めるため、現在National Gallary Singaporeで公開中の『Minimalism』を鑑賞してきました。

英文科卒業ですが”Andy Warholから見た1960年代のアメリカ”を卒業論文のテーマにしたほど、隠れアート好きな私。ミニマリストの元となったとも言えるアートに理解を深めることは思った以上に意義深い体験でした。

Minimalism (ミニマリズム)とは?

ミニマル・アート(Minimal Art)は、視覚芸術におけるミニマリズム(Minimalism)であり、装飾的・説明的な部分をできるだけ削ぎ落とし、シンプルな形と色を使用して表現する彫刻や絵画で、1960年代を通じておもにアメリカ合衆国で展開した。先行するコラージュを駆使した抽象表現主義を批判的に継承しつつ、抽象美術の純粋性を徹底的に突き詰めた。

引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

世界大戦が終わった、約10年後にアメリカニューヨークを中心に展開したミニマル・アートは、簡単に言うと超シンプルな何の装飾もされていないアート。それまで美しいとされていたカラフルだったり、アールデコだったり、ラミネートできれいにフィニッシュされたアートとは対照的なデザインのこと。

今でこそ、木材を紙やすりなどを利用してわざと使い古したようにするDIYが流行っていますが、当時はそういった荒々しいデザインはナンセンス。汚いもの、ゴミ同然として考える人が多かったのです。

それが、徐々にミニマルアートが大衆からアートとして認識されるようになり、それまで美しいとされていた退廃的で消費的なデザインと同様に新しい美意識として認められるようになりました。

自分にとっての正解を見つける

ミニマル・アートの運動が起こった世界大戦後の世の中は、先進国ではたくさんのモノに溢れた大量生産・大量消費の時代。日本でも、高度経済成長期にはたくさんのモノで溢れ多くの家庭ではその大量生産・大量消費を楽しんでいました。戦後の何もない時代を経験しているからこそ、「モノを手に入れて生活を良くしよう、幸せになろう」という反動だったのかもしれません。

ミニマル・アート、ミニマリズムの世界では「装飾されているだけが美しいわけでない。」ということを訴えているのではないでしょうか。それは、「たくさんのモノに囲まれているからと言って幸せだとは限らない」という考え方に繋がります。

今は過度期でたくさんの考え方があり、私個人的にはご存知の通りたくさんのモノに囲まれた生活よりもシンプルな生活にシフトしています。ただし、決してミニマリズムの考え方だけが正解というわけではなく、周りがどうであろうと「自分にとって正解」であればそれが正解。

「こうでなければ駄目」という固定概念は取っ払って、様々な考え方に触れるのは良いことです。アートに造詣がない方でも、楽しめるのが『Minimalism』です。

おまけ・シンガポールのオススメ

我が家の庭と言っても良いNational Gallery Singapore。2015年にオープンした世界最大級レベルのアート・ギャラリーで、最高裁判所と市庁舎だった歴史的保存建造物が改装されたとあって外観は見もの。

ギャラリーにはシンガポールのナショナルコレクション8,000点以上が集められており、19世紀から現代に至るシンガポールと東南アジアの現代アートの最も貴重なアートコレクションが展示されています。今回、鑑賞した『Minimalism』のように期間限定の催事も定期的にあり、過去には草間彌生さんの展示会もありました。

なぜ我が家の庭かと言うと、『Kepple Centre For Art Education』という子ども向けに特化した体験型のアート施設があるため。子どもの想像力や好奇心を刺激する工夫が髄所に散りばめられており、体と頭をバランスよく使って楽しむことができる施設。入場料は無料というから庭にもなります。

現在はミニマリズム展示に合わせて、廃材などを利用した工作コーナーもあり、ママも自宅での遊び方の勉強になるのが嬉しい。

美術館ということもあり、おしゃれなお土産屋さんも見どころの一つです。ここでしか手に入らないシンガポールデザイナーのライフスタイルグッズが購入できる場所。

子連れでシンガポールに訪れる際は、おすすめのスポットです。

ナショナル・ギャラリー・シンガポール

1 St Andrew’s Road, Singapore 189555

公式HP

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住7年のライター/Webクリエイター/ヨギー。2歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行っています。 2019年8月バリ島にて、全米ヨガアライアンス200時間取得予定。