ヨガの『月礼拝』って何?練習歴4年のわたしが感じる効果と練習のポイント

女性の方であれば、月の満ち欠けと体の関係について敏感な方も多いかもしれません。

今回ご紹介する『月礼拝』はヨガのシークエンス(一連のポーズの流れ)の中でも女性にとてもおすすめのヨガの練習法のひとつ。

ヨガの練習を深めk方から、ヨガの練習を通して女性系の機能を安定させたい・高めたいという方の参考になれば嬉しいです。

この記事はこんな人におすすめ
・生理痛を緩和したい人
・睡眠の質をアップさせたい人
・仕事がかなりハードワークな人
・怒りや憎しみがやまない人
・骨盤の歪みを治したい人

月の満ち欠けと体の関係

Photo by Benjamin Voros on Unsplash

月の満ち欠けに合わせて海面が満ち足り引いたりするのと同じように、私たちの体も月の影響を受けていることをご存知ですか?

特に女性の体は男性の体よりもその影響を受けやすいと言われています。代表的な例を挙げると、生理周期の平均が約28日月の周期と同じですよね。”月”経と呼ばれるのも納得!

また満月の夜に産卵する生き物が多いように、わたしたち人間も満月や新月に出産や死が多いと言われていて、新月満月の時期には私たちの体への影響が大きくなる傾向があります。

新月は、身体の中に蓄積された不要なものを排出する力が強まる時期です。つまりデトックスするのに最適な時期。女性の体のリズムでいうと排卵期にあたる人が多いと言われています。

一方で満月は、栄養を溜め込みやすく黄体ホルモンの分泌量が増えるので、食欲が増したり、身体はむくみやすくなります。女性の体のリズムでいうと生理期にあたる人が多いと言われています。

月礼拝とは

Photo by kike vega on Unsplash

月礼拝って何?

月礼拝』とは、太陽礼拝と同じように決まったポーズを呼吸に合わせて練習していくヨガの練習法の種類。9つのポーズを繰り返しながら練習していきます。

この月礼拝はヨガの流派の一つである『クリパルヨガ』によって編み出されたと言われています。クリパルヨガとは、インドのスワミ・クリパル氏によってアメリカに伝えられた東洋の伝統的な教えと西洋の医学的研究・ホリスティックな健康観とが融合し、発展したヨガの流派のことで現代ヨガの一つ。

日本では”ヨガ=女性”のイメージが強いかもしれません。けれどヨガが発祥したインドではもともとはインドの修行僧(男性)が行うものでした。そのためポーズの多くは男性の体の特徴を活かしたものが多かったりします。

けれど時代の流れとともに、少しずつ女性の間にもヨガが普及。その女性の心身に好影響を与えるために月礼拝が作られたという背景があると言われています。

月礼拝の練習で期待できる効果

月礼拝は一般的に、副交感神経を優位させて高いリラックス効果が期待できると言われています。

またポーズは女性系のトラブルを引き起こしやすい骨盤周辺をじんわりとほぐしていくポーズが組み込まれているため、下半身の浮腫生理痛などを軽減してくれるなども期待大!

ちなみに、わたしの生徒さんの中には月礼拝を生理予定日の1週間前から毎日10分ほど練習したことで、いつもは痛み止めを飲まなくてはだめなほど重かった生理痛が痛み止めを飲まずに済んだという方もいました!

太陽礼拝を生理期間に練習するのは少々荷が重いという方も多いでしょう。(わたしがそうです)けれど、月礼拝であればかなり練習しやすいと思います。あまりにも生理が重い場合はゆっくり休みのがベスト。けれど、もし動けるようであれば、ゆっくりと月礼拝を練習してみてはいかがでしょうか。骨盤周辺がポカポカ温まり、痛みが和らいでいくのを感じられると思います。

わたしが月礼拝を練習する理由

Photo by Kinga Cichewicz on Unsplash

股関節の痛みやお尻のコリが解消される

気をつけていはいますが、わたしはよく左側の股関節を痛みを感じ、それに伴って左側のお尻の外側がコリが生じることがとても多いんです。筋肉の問題だったり、座り姿勢だったりの癖でどうしても骨盤を歪んでいるのでしょう。以前に比べてだいぶ少なくはなりましたが、それでもたまに起こります。

月礼拝の練習をはじめてからは、そうした股関節の痛みやお尻のコリを解消していくれるポーズが月礼拝の流れにはいくつも組み込まれています。

自分が「気持ちいいな〜」と感じるポーズであれば、吐く息を長めにしたり数呼吸するなどして練習すると、痛みやコリが解消されます。

たくさん歩いた日に、股関節が痛みを感じたり、お尻のコリを感じる方には、月礼拝は良い練習方法だと思います。ただしあまりにも痛い場合は、無理せずに専門医に診てもらうのがおすすめ。

生理痛やPMSの緩和

わたしも前述した生徒さんと同じように、生理予定日の1週間前ごろから毎日10分〜15分の月礼拝は欠かさず行いはじめます。

ちょうどPMSに期間にあたる時期ですが、この時期はどうしても交感神経が優位に立つことがわたしの場合は多く、普段なら気にならないことが気になったりイライラすることが非常に多かったりします。

月礼拝は副交感神経を優位にしてくれる練習方法なので、相反する性質を自分で加えてあげることで、ちょうど良いバランスが取れるように。PMSの自分も穏やかな自分(本来の自分)に戻してあげることができたりします。

また、PMS期間から生理期間にかけては、女性ホルモン(プロゲステロン)の影響で、どうしてもむくみやすく、骨盤から下半身にかけて血流も滞りやすくなります。骨盤が歪んでいればなおさら、血液の通り道がふさがってしまうのはイメージできますよね。月礼拝では、骨盤から脚全体を動かしていくポーズを練習するので、こうしたトラブルも起きづらくなり、PMSや生理期間も快適に過ごせるようになったりもします。

PMSトラブルや生理痛トラブルが多い方は、「ちょっとイライラしてきた」「脚がむくみやすくなった」という頃から、月礼拝を練習してみるのがおすすめです。

睡眠の質アップ

PMS期間は特に、睡眠トラブルの多い時期。わたしも、生理が始まる3〜1日前は寝付きが悪かったり、夜中に目覚めて眠りにつくことができなくなったりします。

もし、睡眠の質が低いなとお悩みの方は、寝る前に月礼拝を練習するのがおすすめ。

副交感神経を優位に立たせてくれて、寝付きをよくしてくれます。朝の寝起きをよくするためには、寝付いてから90分間の睡眠がいかに深いものになるかが重要と言われているので、朝の目覚めをよくするためにも、寝る前の入眠儀式の一つのセルフケアとして月礼拝を練習してみてはいかがでしょうか?

月礼拝の練習ポイント

Photo by Steve Johnson on Unsplash

月礼拝はいつ練習するもの?

月礼拝は、1日の終わりに行うことがおすすめされています。

リラックスして緩やかに行うヨガの練習方法なので、ストレスや疲労、興奮状態にある心と身体を鎮めていき、睡眠に適した状態へと導いていく効果があるため。仕事や家事、育児で疲れた心身をほぐすためにも、就寝前の月礼拝ヨガはおすすめですよ。

また、特にエネルギーが強いとされる満月の日や新月の日は、月礼拝ヨガを行うのに適していると言われています。

さらに、月礼拝ヨガにはホルモンバランスを整える効果があり、ポーズもゆるやかなものばかりなので、生理中に行うのも良いでしょう。ただし、体調を加味し、くれぐれも無理はしないようにしてくださいね。

けれど、朝やお昼の時間帯であっても、どうしてもイライラしたり、興奮状態にある時にもわたしは個人的に練習をおすすめしたいです。

これだけ世の中が興奮と錯乱状態の中で、気持ちを保つことが難しかったり、集中力が散漫してしまうことも多いはず。そんな時には、気持ちを切り替えるためにもリラックスした状態を自分で作るようにすることで、リフレッシュできたりもします。

月礼拝の練習がおすすめの時間帯・期間・状態
・夜の時間帯
・満月と新月
・PMSから生理期間中
・イライラ・興奮状態にある時(交感神経が高ぶっている時)

呼吸のペース

月礼拝の効果を最大に得るために、意識すべきは呼吸!いつもの練習通り呼吸をなるべくゆっくりと行います。

その呼吸に動きを合わせる。とてもベーシックではりますが、これをしっかり行うことで一連の動きとともに、ひとつひとつのポーズを深めていくことができます。

わたしは、呼吸の数は毎回変えていて、その日の体調や心の状態に合わせて好きなだけ取るようにしています。ポイントは「このポーズをとると気持ちいい〜」というポーズを吐く呼吸中心に深めていくのがおすすめです。

練習後は瞑想もプラス

時間が許すようであれば、月礼拝の練習後は瞑想の練習もプラスするととても深まるのでおすすめです。

月礼拝はマインドフルネスヨガのような自分の体や心とつながっていく気づきの要素が強いヨガなので、そのまま瞑想の練習に入ることで更に気づきが深まることが、わたしの場合は多いです。

わたしたちも自然の一部

Photo by David Dibert on Unsplash

夜空の眺めながらの月礼拝の練習は月のパワー自分の集中力に変えて、わたしたち人間も自然の一部である事を感じることができたりするのも月礼拝の楽しい練習方法。

生きていれば、良いこともあれば嫌なこともあるし、元気な日もあれば疲れている日もあります。月の満ち欠けを感じることはきっと自分の色んな変化にも寛容になり、自然体でいることがとても素敵なことだということを思い出させてくれます。

ぜひ月礼拝の練習をあなたのヨガの練習の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか?

▼House of Emma主催の誰でも参加できるウェルネスコミュニティーBetter Mind Labでは週1回インスタグラムのライブ配信中。15分から20分でできるヨガを一緒に練習していきます。ライブ参加が難しい方もアーカイブで1ヶ月間視聴することが可能。参加料は無料です。9月は月礼拝も練習します!気になる方はぜひ参加して下さいね。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。4歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。