我が家の娘のEmmaはよく食べます。
プレスクールの先生やクラスメートのおかあさん達からもよく食べることに関して褒められます。
特に好きな物を目の前にしたEmmaは止まりません。あるだけ食べちゃう状態。
子どもは親から先天的な影響と後天的な影響が与えられると言われますが、これは、先天的な影響。つまり遺伝子から着ています。食欲って遺伝するんだなって感じですが、確実に夫側の遺伝子からきています。
「無理して食べないでいいよ。」
そんなこと言っても食べ続けます。
「英語で “無理” って言葉ないよね。“Don’t stretch too muchとは言うけど。ニュアンスが違うよね。」
日本語より英語の方が得意な主人が、私とEmmaのやりとりを見て言いました。
「”You don’t have to eat that much if you are not hungry”は、”無理” して食べないでいい。」とは違うよね。
私たち夫婦の間では、英語を母国語とする国の人々は、無理という概念がない= 無理はしない という結論に至りました。
無理なことって何?

そもそも “無理”の定義とは。何でしょうか。何気なく使っている言葉も、ちゃんとした意味を説明するのって意外と難しかったりします。
む り [1] 【無理】
( 名 ・形動 ) スル [文] ナリ
① 道理に反すること。筋道の通らないこと。また、そのさま。 「 -を通す」 「 -な言い分」 「怒るのも-はない」 「 -からぬこと」
② 行うのがむずかしい・こと(さま)。 「 -な注文を出す」 「子供には-な仕事」
③ 困難を承知で強引に行う・こと(さま)。 「 -に詰め込む」 「 -することはない」 「 -がきかない」 「 -がたたる」 出典: Weblio 辞書
要するに、不可能と思われることはすること。と私は解釈しました。
2歳児のEmmaを見ていると、不可能という概念がないため大人の私からしてみたら「それ無理でしょ…」と思うようなことも、挑戦してしまいます。
他にも例えば、”全速力で走っている時”。
「もっと速く走れる!もっと速く!もっと速く!」と言わんばかりの勢いで走りながらコケてしまう。気持ちに全く足が追いついていっていないのがよく伺えます。そんなことはつる知らずとして、また気持ちと足のスピードは合わないまま走り続けます。
50cm程の高さあるソファーからジャンプをしようとしたこともありました。さすがにそれは止めましたが、「自分はできる!」と自信がある現れなのかもしれません。
Emmaの行動や言動はできる限り固定することを心がけてはいますが、こうやって思い返してみると2歳児の彼女もまた”無理”という概念がないのでしょう。
子どもは無限大の可能性がある。それは、もしかしたら大人も同じかも。ふとそんな風に感じました。無理と最初から決めつけるのではなく、挑戦したいという気持ちを大切にすることが大切にすること。
無理はしないで。でも頑張って。

ヨガをしていると、「無理をしないで自分のペースで。」と言われることがあるという方もいるのではないでしょうか。ヨガは、自分を限界まで追い込んでまでやるものではなく、他人と勝ち負けを競うものでりません。自分のペースというのは、自分が心地いいところ、集中できるところ。つまり無理はしないけれど、自分が頑張れるところまで頑張るということ。無理して限界までしてしまうとポーズに集中できず愚図れてしまう。怪我をしてしまうなんて可能性も。
これは、生活の中にも取り入れられる考え方だと私は思っています。
怪我をしてしまう、病気になってしまう、自分がダメになってしまう、そんな風になるまで無理して何かに挑戦すべきではないとは思います。
(もちろんEmmaのような子どもの場合は、常日頃の無理して失敗した経験から学ぶことのが多いので例外ですが。)
大人の私たちは無理をしすぎてしまうと、返って周りに迷惑かけることも。
・ヨガのポーズを無理して身体を痛めて、子どもを抱っこできない。
・眠いけど夜更かししてスマホいじりをして次の日常生活に支障が。
・週末は旅行だから夜遅くまで残業の連続で結果体調を崩す。
大人なので”無理をすること”が時として必要な場合もあるかもしれません。けれど、今すぐしなくてよいことは無理してまでしなくてもよいのでは。
欲しいものや、挑戦したいことがあることは素敵なことです。けれど、それは周りとのバランスが大切。
1月は生活を整えるために色々なバランスを意識した月でした。
そして、一つ一つの行動を少し丁寧にすることで、
それは無理なことなのか。
それは今必要なものなのか。
少しずつ自然と見極められるようになった気がします。もちろん完全ではないけれど。
自分にとって無理なことと分かると今の自分にとって必要のないものなんた理解するようになりました。
2月は、夢を叶えるための『ミニマル宣言』を特集したいと思います。
House of Emmaをきっかけにミニマルなライフスタイルを送ることを選んで、皆さんの本当に欲しいものを見つけるお手伝いかできたら嬉しいです。