ネガティブ思考をポジティブ思考に変えられる?!マントラを毎日練習すると良いことあるかも #生活ヨガクラブ

「隣の人に近づきすぎたかな?」「マスクが緩みすぎている?」「今あの人くしゃみした!」

世界的パンデミックの中、不安な考えが頭の中でループしてしまうことがあります。

けれど、その考えを別の考えに置き換えるだけで、不安を解消できるとしたらどうでしょう。

心を安定させるために効果的な『マントラ』を使うと、思考を一つの集中したポイントに向けることができるようになります。

(わたしのように)過去や未来に思いを馳せがちな人は、不安を解消するためのマントラを使うことで、現在の自分を取り戻すことができるようになるかもしれません。

この記事はこんな人におすすめ
・ヨガ哲学に興味のある人
・瞑想の練習をレベルアップしたい人
・不安や恐怖に打ち勝つ強さが欲しい人
・ネガティブ思考をポジティブに変換したい人

マントラとは?

『マントラ(mantra)』 はサンスクリット語で本来は文字言葉を意味します。

日本語では『真言』を意味します。

これだけだと、いまいち「マントラって何?」ということが分からないかもしれません。もう少し、マントラの意味について紐解いてみましょう。

マントラは、”manas”という言葉と、”trāṇa”という言葉が組み合わさってできた言葉です。

manas : 五感の情報を得て、物事を判断したり、考えたりするマインドの働き
trāṇa : 守る、解放する

まとめると、五感(目・耳・鼻・口・皮膚)を通して得た外界の情報に左右される自分の心の働き守ったり、解放したりする…ことということ。

つまり噛み砕いて言うと、”心をコントロールするための言葉”と言ったところでしょうか。

マントラの種類

OM(創造・維持・破壊)

すべてのマントラの根源とされているomは、直訳がなく、何重にも意味を持っている言われています。

日本語では、よく「創造・維持・破壊」を意味すると言われています。

例えば、人間を含めた自然であれば、生まれて(創造)、生きて(維持)、亡くなる(破壊)。モノであっても、作られて(創造)、使われて(維持)、壊れて(破壊)。社会のシステムでも、整えられ(創造)、軌道修正を加えられながら保たれて(維持)、崩れていく(破壊)。

つまり、わたしたちの生きている地球では、「創造・維持・破壊」で全て説明することができるということです。OMという言葉で全て語られていると思うとすごいですよね。余談ですが、コロナ禍様々なシステムや物事が破壊されていくことで、シンドイことを経験している方もたくさんいると思いますが(我が家もまさに大打撃!)、破壊されることで、創造につながっていくという原理が分かっていると、とても楽に考えられるようになるのではないでしょうか。

また、omはすべての生命が生まれた原初の振動であるとよく言われますが、2009年の報告によると、そのリズムはすべての生命システム(心拍、呼吸、脳波)に響いているそう。

つまり「om」を唱えることで、自分の内側とより深くつながり、心を安定させることができるかもしれないということ。

マントラを唱えるときは、呼吸に合わせて内唱してみて下さい。また自分の声を感じながら、思考を遮断して声に出して唱えてみるのがおすすめ。

マントラは3つのパートに分けて発音します。最初に「ああ」と発音し、最後に「ああ」と軽く発音してください。

Soham (わたしは宇宙)

Soham(soe-hum / ソハム)とは、”I am that (わたしはソレ(神などを意味する))”または “I am the universe (わたしは宇宙)”という意味です。

このマントラを唱えることで、限られた自分の感覚からより広いものへとシフトし、自分がより大きなものの一部であることを思い出すことができると言われています。より広い意識を持つようになると、日々の心配事や不安が軽減されていきます。

「ソ」の音は息を吸うときに、「ハム」の音は息を吐くときにつながります。「ソハム」を唱えるときは、呼吸のリズムをマントラに合わせて、”ソ “の音に合わせて息を吸い、”ハム “の音に合わせて息を吐きます。

また、マントラを静かに唱えることもできますが、その場合も呼吸に合わせて内唱してみて下さい。

Lokah Samastah Sukhino Bhavantu (すべての存在が幸せで自由でありますように)

Lokah Samastah Sukhino Bhavantu (low-kah sah-moss-tah soo-kee-no buh-vahn-too ) は「すべての存在が幸せで自由でありますように」という意味。

このマントラは、練習の最後に唱えることが多く、練習で得た優しい気持ちを外に向けるための方法として使われることが多いです。

また、世の中の苦しみに圧倒されて、どうしたらいいかわからないときにも、このマントラを唱えるのも◎。

時間が経つにつれ、このマントラは人とのつながりを深め、行動を促すのに役立ちます。不安や恐怖ではなく、人とのつながりや思いやりを持って生きることができるようになるのです。不安な気持ちを引きずるのではなく、そのエネルギーを人助けのために使うことができるようになるかもしれませんね。

マントラの練習をする方法

「マントラは具体的にどのように使うのか?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。

ハーバード・メディカル・スクールの『Guide to Yoga』の著者であるMarlynn Wei医学博士によると、毎日時間を決めてマントラを実践することから始めるのが良いと言われています。

The Harvard Medical School Guide to Yoga: 8 Weeks to Strength, Awareness, and Flexibility (English Edition)

楽な姿勢で座って、目を閉じる、もしくは数メートル先を見つめるように目を下げるようにして、マントラを唱えるように練習してみて下さい。

マントラは、声に出して唱える人もいれば、頭の中で静かに唱える人もいます。マントラは、日々のグラウンディング(地に足をつけるための練習)として使うだけでなく、ストレスが溜まったときにも活用できるのでおすすめです。

あなただけのポジティブなマントラを見つけよう

とは言え、「言葉は違う」「発音が難しい」と思う方も多いはず。

そんな方は、マントラとして自分に合ったポジティブな言葉を見つけるのがおすすめ。

歌の歌詞やスローガンを参考にして、自分にとって意味のあるフレーズを探してみてはいかがでしょうか。

今の時代にぴったりのスローガンを探しているなら、「過ぎたるは及ばざるが如し」という古い格言に安らぎを感じるかもしれません。

わたしは、長いマントラは日本語訳で唱えていたりしますが、自分のマントラもいくつか持っていてその時々の状況によって変えています。

「I am okay(わたしは大丈夫)」、「I am enough(私は十分だ)」、「I’ve been through tough times before. (私は以前、困難な状況を乗り越えてきた)」などなど。

不安や恐怖という気持ちは、言葉にすることで手放せるとわたしは感じています。

子どもの頃に、転んで泣いても「痛いの痛いの飛んでいけ!」と言えば、またすぐに走り出せたように。言葉にはものすごいパワーがあるとわたしは信じています。だから自分の発する言葉は素敵な言葉でありたいですよね。

ネガティブさに心が引っ張られそうになったら、ぜひポジティブなマントラを唱えてみて下さい。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。4歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。