【アーユルヴェーダでダイエット】ギーで痩せることはできる?

アーユルヴェーダの中で大切にされている考え方をシンプルに言うと、体に毒を溜めない/毒を排出するという言わば『毒出し』です。

つまり余計な脂肪などを落としてダイエット効果も期待できるというわけです。

今回は、アーユルヴェーダでは奇跡のオイルとも崇められるギーのダイエット効果についてご紹介します。「2023年こそは目標のボディーメイクをしたい」という方の参考になれば嬉しいです。

■この記事はこんな人におすすめ
・アーユルヴェーダに興味のある人
・ギーに興味のある人
・ダイエットをしたい
・健康的に体を引き締めたい
・便秘気味の人
・腸活をしたい人

わたしは医師や医療関係者、管理栄養士ではありません。以下の情報は、医学的なアドバイスや個人的なアドバイスとして解釈されるべきものではありませんのでご留意下さい。これらの情報は、わたしがヨガインストラクター、アーユルヴェーダライフアドバイザーとして、また個人的に長年にわたって自分の健康状態に合わせて学んできたもので知識です。気になる症状がある場合、健康補助食品を取り入れる際は必ず医師に相談し自分に合っているかどうかを確認して下さい。

ギーでダイエット?

Photo by Maiko Kuwako

ダイエットをしたことがある人であれば、もしかしたら「ダイエット中は脂肪分は控えるべき」と耳にしたことがあるかもしれません。また、「脂肪は悪」なんてイメージを持っている方もいるかもしれません。だからダイエット=ギーと聞いてもピンとこないという方がいても当然と言えば当然。

だけど、これって、完全に正しいわけではないんです。自然界に存在する”良質な脂肪”は、私たちの体にとって必要不可欠なものです。例えば、脂溶性ビタミンA、D、E、Kのような特定の栄養素を吸収するのを助けて、ホルモンを生成してくれる働きがあることは、すべての脂肪は悪ではないという裏付ける証拠になるのではないかと思います。

悪い脂肪というのは、一般的に加工食品やパッケージ食品から摂取するもの。ビスケットやペストリー、質の悪い油で揚げたものなど。こういった食品は、動脈を詰まらせ、体重を増やし、病気のリスクを高めることにつながるわけです。

話をギーに戻すと、ギーは前者の”良質な脂肪”に当たります。そして、ギーは適量を摂取することでダイエットにも効果が期待◎。

その理由は、アーユルヴェーダではギーは消化力をあげてくれる唯一のオイルでもあると言われているから。どういうことかと言うと、必要なもの(栄養だったりエネルギーだったり)の体への吸収と、体に不要な毒素を排出してくれるのをサポートしてくれます。

アーユルヴェーダ的なダイエットはただたんに体重を減らして痩せるということではなく、不要な脂肪(毒素)を落として体を引き締めるというイメージ。だから、体重を落として貧相に痩せるのではなく、健康的に美しく理想のボディーメイクを目指していけるわけです。

ギーはどの程度摂取してOK?

美味しいので何杯も食べてしまうなんて人もいますが、食べすぎは厳禁。過剰なギーの摂取は健康的でない上に、逆にダイエットの妨げにもなりかねないので中庸が吉。

一般的に、栄養学の世界では最高品質の純粋なギーを以下の分量摂るのがおすすめとされているので参考にしてください。

  • 成人男女: 小さじ2杯 /日
  • 妊娠中・授乳中の女性:1日 小さじ3杯 /日
  • 7~25ヶ月 小さじ2~3杯 /日
  • 子供(3~9歳): 小さじ2~3杯/日
  • 思春期(10-17歳): 小さじ3杯/日

尚、心臓関連の疾患をお持ちの方や、肥満の問題を抱えている方は、専門医に相談する必要ありなので、ご留意ください。

ダイエットのためにギーを摂る5つのコツ

Photo by Jakub Dziubak on Unsplash

1.食用オイルとして

ギーは食用オイルとして使ってもOK。オリーブオイル、ココナッツオイル、キャノーラオイルなど、他の一般的な食用油よりも煙点が高いので安全なのもポイント高し。

2. コーヒーとギー

コーヒーに純粋なギーを加えるのもおすすめ。
コーヒーに加えたギーは、その脂肪分によりフィラーフード(※)として機能するんだとか。その結果、カロリー摂取量を制限することができ、減量効果が期待できます。

※フィラーフード: エネルギー密度の低い食品。量は多いがカロリーはそれほど高くないものを指します。低カロリーでお腹を満たしてくれる食品を食べることで、カロリーカットと空腹感の抑制を同時に実現することができます。

3. 質の良いミルクとギー

便秘は膨満感の大きな原因。食べ物がきちんと消化されないと、腹痛やガスなどの体の不調が生じ、体重が増えます。

アーユルヴェーダでは、コップ1杯の温かい(質の良い)牛乳に小さじ1杯のギーを加えると、便秘に対処するための魔法のソリューションが生まれると言われています。

4. 白湯とギー

いくつかの研究で、朝にギーを加えた白湯を摂取することで様々な効果があることが示唆されています。アーユルヴェーダでは、関節の潤滑、髪を柔らかくサラサラにする、肌を柔らかく艶やかにするために、朝、大さじ1杯のギーをお湯と一緒に飲むことが理想的な1日のスタートと考えられています。肌の乾燥を内部で癒し、体に潤いを残して1日を過ごせます。また、腸を潤して毒素を排出し、代謝を良くする効果もあり痩せやすい1日のスタートを切ることも可能かも。

5.調味料として

わたしが一番魅力に感じているギーの使い方は、調味料として加えるということ。ギーは料理の味を引き立てるとともに、ギーならではの効果も期待できるのも嬉しいポイント。例えば、コンソメ系スープなどを作る際には、ギーを使用すればコンソメ要らずです。また、バターの代わりに朝食のお供にしても◎。

6. ご飯にギーを加える

日本人にとっての主食はお米。「意外」「本当に美味しいの?」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、温かいご飯にギーをひとたらしして食べてみてください。もう、ふりかけはいらなくなるはず?!

ギーダイエットを成功させるためには…?

ギーでダイエットをすることは可能。ただし、その効果を得るためには、いくつかの条件を満たすことはお忘れなく。

  • 定期的な運動習慣
  • 健康的なライフスタイルに維持(早寝早起き、暴飲暴食はNGなど)
  • ギーは適量を摂取する
  • 最高の純度を誇るグラスフェッドギーが◎

スリランカ産 100% グラスフェッドギー (200g) Clarified Butter

ギーは、何千年も昔から、今でも南アジアの母たちによってつくられ、インドの儀式(プジャ)などで今でも使われる精神的にも神聖なオイル。

どの時代、どの宗教でも明日を生き抜く糧として重宝されてきた命を繋ぐ保存食でありエネルギー源でした。アーユルヴェーダでは、薬と同じ類に考えられてきたほど。

料理の仕上がりの美味しさUPとして、健康のためとして、エネルギー源として、また自然の循環に従事する人々を支援する手段として、そしてダイエットのためにも、ぜひギーを一家に一瓶常備してみてくださいね。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住10年 文筆家/ヨガ講師/アーユルヴェーダアドバイザー  House of Emmaでは、毎日の暮らしの中でできるヨガとアーユルヴェーダの智慧をベースにした食事、美容、セルフケア、季節ごとの過ごし方などライフスタイルの提案をしています。