人が個性を発揮して活躍できる時代になるために。「フェミニズム」を知るおすすめの本

今年はたくさんの人が”本質”について考えた年。本質とは、英語でNature。つまり「自然」。

“自分の自然(本当の自分)”は何?

”生きる本質って?”

自分の生き方や暮らし方をどの方向に持っていくか、私自身もたくさん考えもがき苦しんだ一年でした(笑)

本質を考える上で外せないトピックと思うのが「フェミニズム」。意識はしていないけれど自然と考え方や発言がそういった方向へ向かった人も多いのでは。

私がフェミニズムを知るのに一番簡単と思っているのが、本を読むこと。今回はフェミニズムを知ったり、またこれからの生き方、暮らし方の道標になるような本を2冊チョイスしました。

フェミニズムとは

そもそもフェミニズムって何?

「フェミニズム」と聞いてどんなことをイメージしますか?

”フェミ”とつくとつい女性優位の社会を目指すというイメージするかもしれません。なので、世の中にはフェミニスト(フェミニズムに賛同する人)は女性だけと考えている人も少なくありません。

けれど、実際フェミニズムムーブメントが盛んな欧米では「自分はフェミニストだ」と発言している男性ハリウッドスターもたくさんいます。

性別を超えてそれぞれが自分の得意とするフィールドに立って活躍する世の中を目指すこと。

これが私の考えているフェミニズム。

フェミニズムは全ての人が生きやすい世の中を作るためのムーブメント

男性だから営業職。

女性だから事務職。

男性だからヨガはできない。

女性は筋トレをしてはいけない。

男性がお化粧をしてはいけない。

女性は体毛を処理しなければいけない。

男性だから下の話をしていい。

女性は生理の話をしてはいけない。

なんて考え方古い(笑)

もちろん、年齢、育った環境、今いる場所、周りの交友関係…様々なことに影響され生きている私たちは、一人として同じ考え方の人はいません。

むしろ同じ家に暮らしているのに、全く別の考え方を持っている人たちもいます(私と夫)

別の考え方を持っているからと言って、お互いを攻撃したりするのはやっぱり違うなと思っています。

「違うなー」と感じているのに合わせる必要は全くないですが、違う考え方に耳を傾けることも大切です。

ムーブメントと聞くと攻撃的なイメージを持つ人もいるかもしれません。けれど、世の中をよりよくしていくためのもの。一人ひとりの個性を大切にしていくためのものです。それがフェミニズム。

「私は男女差別を受けたことがない。」、「私はいつも優しくされてきた。」という人も、関係ないわけではないと私は考えています。

あなたの大切な人たちが生きやすい社会を作って、あなたの周りの人を幸せすることで、結局、あなたも幸せになれるのだから。

フェミニズムを知るための本5選

82年生まれ、キム・ジヨン

韓国で社会現象を巻き起こし、お隣の国日本でもたくさんの人が読んだ話題のベストセラー本「82年生まれ、キム・ジヨン」。映画化もされ、韓流ファンの人のみならず多くの人がまた手に取ると思われるこの本は、韓国のMe tooムーブメントを引っ張っていた存在ではないでしょうか。

あらすじ

物語の主人公は82年生まれのキム・ジヨン。子育て中のある日、別人に憑依するなど異常な行動をとるように。家庭でも学校でも会社でも男性が優先され、子育てのために退職を余儀なくされたキム・ジヨンの半生が語られます。

おすすめポイント

この小説の中には日本の社会システムを連想させるシーンがいくつもあります。

私自身は、男友達が少なかったり、大学も女子大、新卒で入社した会社は9割型女性社員の会社で会社幹部も女性が多い会社で働いていたので、学生生活でも社会人になっても「女性だから」という理由で、辛い経験をすることは当時はほとんどありませんでした。けれど、もしかしたら私が気づいていなかっただけ…日本の社会システムの中に染まっていて、「それが普通」と教育されていただけのような気がしています。

このシーン分かるというものや、こんな経験をしている女性が世の中にはいるんだ…という発見もたくさんある作品は、第2のキム・ジヨンが生まれないためにたくさんの人に読んでほしい作品です。

持続可能な魂の利用

キム・ジヨンの本の帯で知ったのが作家の松田青子さん。松田さんは、たくさんのフェミニズム系の作品を世の中に送り出している方。

この本を読もうと思ったのは、”持続可能な”というタイトルに惹かれたのと、帯に書かれた”この国からおじさんが消える”があまりにもキャッチーだったから。

あらすじ

男性優位な社会の理不尽さにさらされて退職を余儀なくされた三十代の敬子。妹のいるカナダにしばらく滞在したのちに帰国し、日本で過ごす日常のなかでさまざまな違和感を抱くように。そんな敬子は理不尽な男性たちが演出する女性アイドルグループにどんどんハマっていき…。第二部のどんでん返しは「そうくるのか!」と驚きでいっぱいです。

おすすめポイント

「日本の社会システムに違和感を感じていて、海外に出たい!」そんな海外志向の女性(って言っていいのかな?)は面白い作品だと思います。

私も海外生活9年目になるので日本に一時帰国する度に日本はとてもユニークな国だと感じることが多いです。いいところもたくさんあって日本人の他人に対する気遣いとか気配りの姿勢、真面目な所は本当に素晴らしいと思います。(私はもともと気遣いとか気配りとがが苦手なタイプなんですが)

この小説の中では、そういったいいところには一切触れられていなくて、日本の社会システムを作っているおじさんたちへの反抗が描かれています。

この小説の面白いのは、臨場感があってリアルな部分とリアルでない部分が入り混じっているところ。エンディングはもしかしたら賛否両論あるかもしれませんが私は好きな終わり方です。

「真実」になれる人が増えますように

生きていれば差別はあります。日本にいても、海外にいしても。

いろんな人がいて、様々な経験をしている人がいる世界だから、価値観や考え方に違いはあるのは当たり前。

私がフェミニズムで大切にしたいのは、自分の真実に蓋をしないこと。

周りと違うから。

こう言ったら、「女のくせに」と言われるんじゃないかと怖がらないで。

思いを伝えて下さい。

真実を伝えて相手に受け取ってもらえなくても、その真実を受け止めてくれる人は他にいるはずです。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。4歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。