私がベジタリアンになれなかった理由

「ばさっ」と砂場に尻もちをついた。

ある暑い日の朝、ひどい立ちくらみで一瞬気を失った。

「あーゆーおぅけい?マミィー?」

意識が戻ったのは、そんなEmmaのか細い声のおかげ。


そんなことを経験したのは、もう1ヶ月以上も前のこと。
倒れる2週間前から、ベジタリアンになり食事制限をしていたことが原因だったのかもしれない。

ベジタリアンに興味を持ったきっかけ

今、海外のセレブリティーやインフルエンサーの間では、これまでの消費的な流行やライフスタイルから離れて、あえて田舎でオーガニックな暮らしをしたり、ベジタリアンやヴィーガンに代表されるような健康的な食生活を実践している人たちが急増中。エココンシャスであることは、今や海外では当たり前

例えば、米ハリウッドの人気俳優のレオナルド・ディカプリオ。長年、環境問題の様々なプロジェクトにも関わってきたディカプリオは、その活動が評価され国連の平和大使にも就任しています。

彼がプロデューサーとして参加し2014年に公開されたドキュメンタリー映画「サステイナビリティ (持続可能性) の秘密 ( 原題:Cowspiracy: The Sustainability Secret )」(Nettflix) は環境問題に無知だった私でもとても分かりやすく、そしてショッキングな内容でした。

“地球温暖化の原因は何か?” というテーマで専門家にインタビューを通して探っていく本作では、家畜の環境にもたらす影響が明らかにされていきます。肉を消費することが許されない時代に刻々となっていくことを示唆しているのが印象的な内容。

また、「500 (日)のサマー (原題: 500 (Days) of Summer )」で有名になりファッションアイコンでもあるズーイー・デシャネル。妊娠・出産を機に食の在り方について考えるように。食料の生産や輸送には環境破壊に繋がっている、そう気づいたズーイは夫のジェイコブ・ペチェニックと共に農業プロジェクトを設立。(the farm project)

2018年8月号のElle Japonでは、日本国内外のセレブリティーが実践しているサステイナビリティーについて特集されました。ファッション的感覚からのスタートでも、徐々に日本でも世の中に広がっていくことはとても良い傾向。

こうした活動をしている人々の間で、一つのテーマとなっているのが『サステナビリティ』という言葉。

「サステナビリティ(英:sustainability)」

持続可能性とは、一般的には、システムやプロセスが持続できることをいうが、環境学的には、生物的なシステムがその多様性と生産性を期限なく継続できる能力のことを指し、さらに、組織原理としては、持続可能な発展を意味する。 ウィキペディア

セレブリティーや著名な人と私達ではできることには当然異なってくる。けれど、彼らの活動を通して見えることは、お金をたくさん持っているから、影響力があるから、ではなく、私達個人レベルでもできることがあるということ。

エル・ジャポン編集長の坂井 佳奈子氏の言葉を借りるなら、

いちばんの恐怖は無意識、無自覚でままでいること

ライフスタイルコンサンプションを見直す

「Emmaが大人になる頃には、今、普通に食卓に並んでいるものがなくなっているのかもしれない。」

「食べたいと思ったものが、食べれない世の中になっていることがかわいそう」

「照り焼きハンバーグをもりもり食べているEmmaを見れないのは寂しい・・・」

正直、私に子供がいなかったら、そこまで深く考えることはなかったかもしれない。

これからの未来がどうなるかということは誰にも分からない。けれど、わたしたち自身が当たり前と思っている普通のことが、将来は普通のことではなくなってしまうかもしれない。私達が生きていくことに欠かせない「食事」が環境破壊を招いているのは事実として存在しているのだから。

まずは自分ができることを。一人の力は弱くても、一人が意識していくことで、未来は良くも悪くもなりうる。そう考えライフスタイルコンサンプション (消費)を見直そうと始めたのが、動物性タンパク質を食べないという選択をするベジタリアンというライフスタイル。

貧血、めまい、立ちくらみ
眠さ、だるさ
イライラ
体重減少
外食のチョイスが狭まる (外食先を見つけるのが面倒)
家族や友人が私に気を使う
自分用と家族用に分けて自炊しなければいけない

そして、冒頭のくだりに繋がる…

例えば、私が大酒飲みの、肉食人間であれば、もしかしたら現在の健康面にそこまで影響はなく、むしろポジティブな症状が現れていたのかもしれない。

自分ができることからまずは始めよう

結果として、再び動物性タンパク質を少しずつ取り入れ始めた私は倒れることも、立ちくらみすることもなくなりました。

それでも、まだ見ぬ未来が決して暗い路を辿らないように、今私達が無理せずにできるライフスタイルを遂行できるようにこれからも考えていきたいと思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住7年のライター/Webクリエイター/ヨギー。2歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行っています。 2019年8月バリ島にて、全米ヨガアライアンス200時間取得予定。