海の思い出を上げたらキリがない。
潮干狩りをしたり、ハゼ釣りをして天ぷらを食べたり。海開きをしたら、海水浴に砂遊び。
親友たちと青春を語らい、海デートをし、今では毎週土曜日の朝はEmmaと海で遊ぶのは日課。楽しい時も、悲しい時も、海はいつもライフスタイルの一部。
「2050年海に浮かぶプラスティックのゴミの量は、魚の量を超える。」
海に漂流するプラスティックゴミ
プラスティックの大量消費が始まったのは1960年代。70年代に突入した際に、海ガメの体内にプラスティックを確認された。それから50年弱の月日が流れて、太平洋の真ん中、ハワイのちょっと北側あたりにプラスチックがたまっていることを確認。この海域では、海に浮かんでいるプラスティックの量は海洋動物プランクトンの5倍に昇ることも確認。
海に捨てられたプラスティックゴミをプランクトン魚が食べて、その魚をわたしたちが食べる。
スクラブ洗顔や歯磨き粉に含まれるマイクロビーズ
海に直接投げ捨てられているプラスチックゴミ以外にも間接的なプラスチック汚染がある。
毎日の生活で何気なく使っている歯磨き粉や洗顔料。その中には、「マイクロビーズ」と呼ばれるプラスチックの粒子が含まれている。
このマイクロビーズは、家庭の洗面所から流れ出、下水処理場を通過、海に流れ込み、それを動物プランクトンや魚が食べる。そして、その魚をわたしたちが食べる。
このマイクロビーズ。アメリカ、イギリス、ニュージーランドなどでは製品に使用するのは禁止されている。日本はというと、今の所規制はなし。そのため日本国内で手に入る化粧品類には約1割にはマイクロビーズが配合されている。
海を守るためにできる身近なエコ
とは言え、便利の代名詞・プラスチック。わたし達のライフスタイルに大きく関わっているプラスチックを完全に除外するのはそんなに簡単なことではない。
まずはミニマルなライフスタイル、ファッションを心がけること。買いすぎない。使いすぎない。そして更に自分でできることを見つける。
エコバック
買い物はエコバックをお供に。メキシコメルカド(市場)バックは、ビニール製で、質も良しの長持ち。スイカを入れてもびくともしない丈夫さがエコバックにオススメ。
マイボトル
ペットボトルの飲み物は買わない。マイボトルを持参する。オーストラリアのエコブランドKollabのマイボトルは、シンプルかつスタイリッシュなデザインがよりファッションを華やかにしてくれる。Kollabには、エコバックやクーラーバックなどマイボトル以外にもエコな商品の取扱あり。
マイクロビーズが使用されている製品は使わない
マイクロビーズが使用されている製品で代表的なのは、洗顔料、歯磨き粉、ボディーソープ。ポリエチレン、ポリエチレン末、ポリプロピレン などと記載がされていないか確認し購入するように。アメリカ、イギリス、フランスの化粧品メーカーは、マイクロビーズを使用しない自然由来の成分を使用しているので、値ははってもそちらを使用するのが地球にも自分(や家族)に優しい。
フードラップはBee Eco Wrap
オーガニックのコットン生地に、ミツロウとホホバ油、木の樹脂などの天然材料を染み込ませて作られたミツロウラップ「Bee Eco Wrap」。洗いして繰り返し使えるエコなフードラップの平均試用期間は1-2年。
きれいな海を守るために
レオナルド ディカプリオ主演の映画『ザ ビーチ』の舞台となったタイの離島・ピピ島。タイ屈指の美しいビーチが、2018年6月から9月までの間閉鎖されている。
1日4000人の観光客が訪れるピピ島を環境汚染から守るためとされている。
人間が引き起こした汚染は、結果的に人間にまわってくる。
便利という理由から使い捨てのものを選ぶのではなく、ミニマルなライフスタイル、ファッションを心がけることがまずはエコの一歩。
【参考文献/参照元】
プラスチックスープの海 北太平洋巨大ごみベルトは警告する [著] チャールズ・モア [著] カッサンドラ・フィリップス [訳] 海輪由香子
人体に危険なマイクロビーズ、化粧品やソープで使用野放しの実態!米国で禁止の州も