皆さんは、毎月何にどれだけお金を使っているか把握していますか?
全く自慢ではありませんが、数ヶ月前まではわたしは全く把握していませんでしたし、そもそも把握しようと努力もしていませんでした(笑)
それが1000万ほどの借金生活がはじまったの機会に「こりゃまずい。」と一念発起。本当に必要なものにお金を使って、不要なものにはお金を使わないという生活を改めて見直さなければならなくなったのです。
第3回目となる#豊かな借金生活のためのシンプル節約術 シリーズ では、お金の流れを把握するために、わたしが現在工夫している”お金の見える化”の方法についてお話していきたいと思います。
この記事はこんな人におすすめ ・節約中の人 ・楽しくお金を貯めたい人 ・シンプルライフやミニマルライフに興味のある人 ・お金の使い方を模索中の人 ・借金返済中の人
Contents
『お金の流れを見える化』するメリット

無駄使いが減る
お金の流れを把握すれば、”何にどれだけ”お金を使っているかを見ることができます。
なくては絶対に困るものもあれば、なくても困らないものを買っていたりすることに気づけるので無駄使いが減ってきます。
お金の使い方の計画が立てられる
詳しくは後述しますが、我が家では1ヶ月の予算を設定して、週の終わり(もしくは週初め)に1週間レシートを見ながら家計簿を記録するようにしています。
「先週は、ここにこれだけお金を使ったんだな〜」というのをざっくり見て、翌週のお金の使い方計画を立てるようにしていきます。
予算内で収められる
予算設定は結婚してからずっと行ってきましたが、見える化をしっかり意識していなかった頃はほとんど予算内で収められていませんでした。
「いくら使っていると意識する」だけで、予算内に収められるように。
わたしのお金の流れを見える化する方法

月の予算を決める
これは見える化を本格的に意識するまでずっと行ってきたことですが、月の予算を決めて生活します。
我が家では、”食費”、”日用品”、”外食費”、そしてわたしと娘のお小遣いを総まとめにして月1200ドルの予算が割り当てられています。
「それって高い?安い?」と疑問に思うかもしれませんが、シンガポールの物価は大体日本の2倍〜3倍ほどなので一般的に考えたらギリギリかもしれません。
普通に考えたらギリギリのような予算なのですが、それでもここ数ヶ月は過去2回のシリーズでお話したように、お金を惜しまないポイントと節約するポイントをしっかりルール設定しているので、「節約しなきゃー」「お金がギリギリだよ〜」と喚いたりはありません。
支払いは現金
最近の流れにはかなり逆光していますが、支払いは基本現金にしています。
前述した通り、家計の予算が割り当てられているので、毎月1日にお財布に1200ドル入れておきます。
その月の交際費や欲しいもの(化粧品や美容院代など)など、欲しい物リストややりたいことリストを思いつく度に作って冷蔵庫にポストイットしているので、大体わたしや娘がいくら必要かというのは月初めに分かっています。ですので、毎月「自分と娘のお小遣い予算はコレくらいかな」とポケットに分けて、残りを食費・日用品・外食費に当てています。
月の終わりに、軌道修正が必要であればして、必要がなければ、次の月に繰り越すようにしています。
最近はコロナの影響もあり「現金支払NG」も増えてきましたが、そんな時は日本で言うデビットカード機能付きのカードやスマホアプリを使ったその場で銀行引き落としができるサービスで支払って、クレジットカードのように支払いと引き落としにズレがでないようにすることも心がけているポイントです。
『キュッシュレスはサステイナブルじゃないと思う理由。ミニマリストの私は生涯現金派でいたい』でもお話しているのですが、わたしはクレジットカードの使い方が全く上手くありません。
と言うのも、お買い物をした日(支払った日)と引き落とし日がズレているので、ここを管理するのがどうも苦手…きちんと管理できる方であれば、クレジットカード支払いはメリットが多いのでしょうが、残念ながらわたしはそのタイプではありません。
その場で支払いを終えるのがお金の流れの見える化につながって、一番後に引きづらないかなと思っています。
手書きの家計簿に記録
「家計簿」と聞くとどうしても、レシートと1枚1枚にらめっこするというイメージを持つかもしれません。
「ねぎ 80円、納豆100円、トマト300円、トイレットペーパー200円…」と言うように。
もちろん、それが得意であればまた更に節約術が広がるのかもしませんが、わたしの場合はそんなことしません。(できません。)
「食費 30ドル、 日用品 5ドル、外食費 50ドル」のように、カテゴリーごとにわけて記録するようにしています。どのカテゴリーにどれくらい使っているかを大体ざっくり把握することで、節約する必要があるのか、それとも充分節約できているのかを見極めるようにしたいだけなので、そこまで細かく記録に時間は取らないようにしています。
例えば、
「先週、たくさんお金使った。」→「なんで?」→「外食したからか!」→「じゃあ今週は自炊にしよう」。
「食費高い」→「なんで?」→冷蔵庫チェック→余っている食材ないか→余っている食材を中心に献立を考える。
家計簿を記録することは流れを把握することであって、お金を使いすぎていることを反省するためのものとわたしは思っていません。あくまでも、節約(借金生活)を豊かに暮らすためのツールの一つです。
ですので、自分の負担になること(細かく記録することや時間をかけること)はやりたくないので、自分が”楽しんでできる”ことを最優先するようにしています。
「そんなざっくりしたので意味あるの?」と思う方もいるかもしれませんが、わたしの場合は結構あります。
例えば上記の例をもう少し掘り下げて説明すると、あまりに忙しい中食材の買い物をしていると無意識に色々買い物かごに入れていることがわたしの場合はあります。食費が高い週に冷蔵庫を見てみると多めに食材を買い込んでいるので、翌週の献立作りに役立つわけです。
節約したいならお金の流れを把握してみよう

「家計簿をつけるのは意味がない」という金のプロであるファイナンシャルプランナーさんもたまにいますが、わたしはざっくりでもつけることで、「不要なもの」「必要なもの」のルールの設定が確立するのに役立つなと思っています。
わたしは性格(癖?)の関係で、現金派ですがクレジットカードで管理できる方などはポイントが貯められたりする上に、ネットで明細を管理できたりとても便利な時代。
お金がなかなか貯まらない方や、節約したい方、また目標としていることがあってお金を貯めたい方はぜひ、自分のお金の流れを把握してみることからはじめてみるのをおすすめします。