断捨離のためにフリマアプリを使い始めて1ヶ月、日本と海外の中古品に対して考え方がちょっと違うのかもしれないということに気づいた

娘の出産は里帰り出産だった私は出産後に必要(と思われる)モノの大半を日本で買い揃え、いくつかはフリマアプリ『メルカリ』にもお世話になりました。

気づけば今年も後3ヶ月という10月頭。今年は年末の日本一時帰国以外はシンガポールを出ることがないため、厄年が終わる今年中に部屋をキレイサッパリしたいと思い立ち、いつの間にか3歳になっていた娘の成長と共に増えたモノをこんまりメソッドを参考に断捨離すべくシンガポールのフリマアプリ『Carousell(カルーセル)』を利用しはじめました。

スマホがあれば個人間でモノを売買できる時代

フリマアプリとは

説明不要かもしれませんが『フリマアプリ』とは、スマートフォン利用して商品を販売できるアプリ。

一昔前には、個人で何かを売りに出したいなと思ったり、不要になったモノなどを販売しようとするとヤフーオークションやAmazonマーケットプレイスくらいしかありませんでしたが、個々数年でフリマアプリが続々と増え、スマホさえあれば個人間で簡単にモノを売買できるようになりました。

シンガポール版メルカリ『Carousell(カルーセル)』でシンプルな暮らしに近づく

シンガポール版メルカリ『Carousell』

画像出典: Carousell

私がシンガポールで利用しているのが『Carousell(カルーセル)』というフリマアプリ。

シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、台湾、香港、オーストラリアで展開中です。以前は日本(東京)も対象だったようですが、現在は使用不可となっているようです。言語は英語と中国語、そしてインドネシアやマレーシアでは、インドネシア語、マレー語も利用可能とのこと。

日本のフリマアプリのように、買いすぎてしまったモノや不要になった中古の洋服、家具、雑貨、本など様々な商品が売買されています。

Carousellの特徴

出品・購入の手数料は無料

2019年10月現在、出品及び購入手数料は無料。日本のフリマプリの場合は、モノが売れた場合手数料に10%前後かかるため、この点は大きな違いの一つですよね。

Carousellの収益となっているのは出品広告だそう。「トップリスティング」と呼ばれる物を早く売りたい場合にリストの上に表示する機能で収益を挙げているそうです。

売り手の方の中には、新品や中古問わずにブランド品のカバンを販売されている方もいらっしゃいます。結構な収益になっていると予想されるので、おそらくそのような方々は、「トップリスティング」を利用するのかもしれません。

決済方法は現金もしくは銀行送金

私がCarousellが好きな最大のポイントが決済方法が基本的に『現金』という点。

Carousellには決済機能がついていません。つまりクレジットカード決済ができないということ。

とは言え金融の街であることは変わりないので銀行のアプリを使用してお金を送金するという支払い方法を選ぶ方が多いです。もしくは受け取り方法が直接会って受け取ることを選択する場合は現金手渡しの方もいらっしゃいますが、お財布持って来てないから「スマホでお金送るね!」と言われたことが数回あることは「キャッシュレスの時代だなー」と思わざる終えませんでした。

不動産や車が販売されている

日本のフリマアプリと違い、Carousellでは不動産や車などの大きな買い物もできるんです。私は買いませんが、たまに面白くて見たりします。

仕事もCarousellで見つけられる?!求人募集もあり

求人情報が乗っているのもCarousellの特徴の一つ。私はフリーランスでヨガ講師もしているので、時々「(単発で)ないかな〜?」と検索してみたりもしています。今の所は合致するのはありませんが。

トレード品や無料の商品もある

販売者、購入者も手数料無料なので、無料で商品を出品している方もいます。私も【Donation(寄付)】として娘の使い古した人形などを出しています。

ただし【無料】というと購入者からしてみると「価値がないもの」と判断されてしまう傾向があり逆に反応は低め。ただし、子供用品などは幼稚園関係者の方などから反応はありました。

私の洋服を金額をつけて出品した際に、「トレードして欲しい」とメッセージを頂いたこともありますが、私の場合フリマアプリ利用の目的が断捨離のため丁重にお断りしました。

Carousellを利用して気づいた海外と日本の中古品に対する価値観の違いや使い方の違い

画像出典: Carousell

中古品にも寛容な外国人

外国の人は中古品に対して多少状態が悪くても細かいことはほとんど言いません。アプリ上で事前に、「シミがついている」、「糸のほつれがある」など了承してもらうようにしていますが、「じゃあやめます。」という方はほとんどいません。

反対に日本人の方相手だと状態が良くそして値段も安くないと買わないという方がほとんど。以前シンガポールで娘のA型バギーを日本人向けの中古品売買のWebサイトで興味がある方を募集した所、連絡を頂いた際に出した価格よりも50ドル(4,000円ほど)値切られたのと「直接見て買うか決めたい」と言われました。他にも全くの未使用で開封もしていない布おむつスタートセットに興味のあるという方も、「保存状態を教えてほしい/全て写真に送ってほしい」など状態を細々聞かれました。

私も日本人なので、中古品を購入する際は慎重に状態を見てから決めたいという気持ちはよく分かりますが、外国の方で直接見て買うか決めると言われたことは今の所ありません。

私が出品する際の値段設定があまりにも低いからということもあるかもしれませんが、中古品に対して日本人の方よりも高品質を求めていないように感じます。(つまり、外国人相手の方が中古品は売りやすいということ。)

富裕層の利用者の方が多い

シンガポールに住んで気づいたのが海外の富裕層は資産価値のある物にしかお金を出さない傾向にあります。基本的に全ての買い物は将来売ることを前提。どんなに富裕層でもモノでも不要になったら中古サイトなどを利用して売りに出します。

自分にとって不要なモノでも使えるモノは使わないと「Mottainai(勿体ない)」と考えている方が多いよう。

特に欧米の人たちは敢えてビンテージ品を好む人も多く中古売買でのお買い物に慣れている方も多いです。フランスの方などは、ビンテージの家具を自分でDIYする人も多いそう。使い物はタンスの肥やしにして眠らせておくよりも、使ってくれる人の所に手放すというのがモノを扱うルールの一つでもあるようです。

私の出品した商品のほとんどを購入された方もシンガポールの富裕層にあたる方々ばかりでした。

新品を安値で購入できる

Carousellには中古品だけでなく新品のものも多く出回っています。この理由の一つが「買いすぎ」によるもの。

セール品や旅先で「つい買いすぎちゃった」という全く使用していないもの、またもしかしたら、旅先で安く買ってきたモノから利益が出るような価格設定で販売されている方もいます。得に化粧品など。

フリマアプリでモノを売るコツ

フリマアプリ利用の「目的」を明確に

私の場合は「断捨離:モノを減らして、シンプルな暮らしにする」ことです。つまり、フリマアプリでの儲けようとは全く思っていません。

じゃあ「始めから寄付すればいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、フリマアプリの良い所は次の使い手の方と直接やり取りができるということ。

フリマアプリに出品するからと言って自分が気に入って購入したモノたちに愛着がなくなったわけではありません。自分が大切に使ったモノ、お気に入りだった洋服、娘がたくさん遊んだおもちゃ、どれもたくさんの思い出があります。

大切なモノだからこそ中古品であれど、次に使う人にも大切に使ってほしいと思っています。そして、それがセカンドハンドで終わらずにサードハンド、フォースハンドと続いていってくれればサステイナブルなモノの使い方ではないでしょうか。

例えば目的が「利益を得ること」であるのも、不正解ではないと思います。ただし、それであれば、マーケットに参加している購入者のニーズに合わせて戦略を変える必要があると思います。

『断捨離』が目的の場合

即決できる価格設定を

「この値段ならいいか」と思える価格設定を初めからしておくと購入者もわざわざ値切りをする手間が省けます。

  • 子供服:5ドル〜10ドル(約400円〜800円)、シミなどが付いているものは2〜3ドル(160円〜240円)
  • 婦人服:10ドル〜20ドル(約800円〜1,600円)
  • 帽子:10ドル〜12ドル(約800円〜960円)
  • カバン:24ドル(約1,920円)
  • おもちゃ:0〜5ドル(400円)
  • ベビーベット:30ドル(2,400円)

Carousellでは同じような商品を出品している方と同じ値段を提案してくれます。私は、その値段よりも1〜2ドル低く設定するか、状態が良ければ同じ値段で設定するようにしています。

返信はなる早で

メッセージが来たらなるべく早く返信するようにするのもポイントだと思います。忙しいからと言って次の日に返信すると、買い手の購買意欲が下がってしまっている可能性も。

私はありませんがキャンセルを防ぐためにも配送も1日、2日以内にするようにするのをおすすめします。

値段交渉には寛容に対応

私の場合最初の値段設定がとても低いため、値段交渉をされることはほとんどありませんが、値段交渉された場合はマーケットの評価に従うようにしています。

あまりにも大きい値下げは考えものなので少し様子を見て、それでも購入希望者がいない場合はその値段まで下げるようにします。

使われないよりも使ってもらえる方が良いので。

まとめ買いしてもらえるようにする

中古の洋服はまとめ買いがしやすい商品だと思っています。

例えば、冬用のセーター、ズボン、ジャケット、ニット帽子など。写真でトータルコーディネートを示して、1商品ずつ購入するよりも、まとめ買いの方が断然お得な価格設定であれば、購入者もまとめ買いしやすいですよ。

『利益』が目的の場合

子ども用品は売れる

  • ベビーベット
  • 室内滑り台(セカンドハンド→サードハンド)
  • 余所行きの洋服 数着
  • ハロウィンのコスチューム
  • Onitsuka Tigerのスニーカー
  • ダウンジャケット

上記はフリマアプリで売れた娘の愛用品たち。

私も日本でメルカリを利用した際も、出産準備のため。洋服も靴もなんでもすぐに着れなくなります。長く使わない前提のものを新品で買うよりも、セカンドハンドで購入した方がエコであることは間違いありません。

得にベビーベットは人気で、落札もしていないのに約束もしていないのにその日の内に「今あなたの家の前だから」と連絡が来たのには焦りました。

出品時期を考える

季節に合わせた出品も大切です。例えば、ハロウィンの時期であれば一年に一度しか着ないコスチュームをわざわざ新品で買うよりも、少し状態が疲れていても「中古品」でもいいかなと思う方も多いかも。

また、夏には夏の商品を、冬には冬の商品を出すようにするのも売れるポイントだと思います。得に私の住むシンガポールは一年中熱帯の気候。そのため12月に北海道に行く人がとても増えます。

なぜかシンガポール人は「冬=北海道」なんです(笑)

長くても数週間の滞在のための冬服を新品で購入する人は少ないため、Carousellでは、冬服は大量に売れました。

日本のようにシーズンごとの流行に敏感な方が多い国の場合は、そう簡単にいかないかもしれませんが、流行に左右されないデザインのものやまた、ブランドネームの高い商品であれば売れやすい可能性は高いと思います。

流行りもの

「流行に乗って買ったけれど実は自分には似合わなかった…」というお買い物をした経験のある方も少なくないはず。一回や二回しか利用していない新品同様の状態のモノであれば、新品を店舗で購入するよりも中古品で購入した方が買い手にとってはお得です。

私もミニマリストを目指す前に通販で購入した流行りの似合わないシャツを出品した際は、出品から10分で落札されました。

ネームバリューの高いもの

私の出品したThe North Faceのハイキングバックパック『TELLUS 45』も出品から10分以内で落札されました。

バックパッカーとして海外旅行をした際に利用したものなので汚れも目立ちましたが、ネームバリューの高さからも人気の商品だったようです。

写真の撮り方

モノが高級に見える撮り方や、欲しいと思える撮り方など工夫することも大切。

実際手にした時にイメージと違う…ということがないように加工はほどほどにしたい所ですが。

背景にこだわる、洋服であれば実際に着用している写真と現在の写真を掲載するのも良いと思います。

フリマアプリのおかげで変わったモノへの価値観や扱い方

フリマアプリ『minne』で購入したおくるみは娘が3歳になった今も愛用中

価値観の変化

以前から新品を購入する際は、「長く使えるモノ(サステイナブルなモノ)」かどうかということは前提でしたが、自分だけでなく色んな人の目線でモノの購入を考えるようになりました。

つまり、私が使わなくなった後も、誰かに使ってもらう価値のあるものかということ。

日本で新卒で働いていた時に新車を購入しました。(今考えると何て大胆な20代前半を送っていたのでしょう)黄色とライトブルーのカラーを迷った時に、父に「誰もが好む色にしなさい」と言われたのを今でも覚えています。シンガポールにはもちろん車を持ってくるなんて大技はできなかったので売ることにしましたが、かなり良いお値段になって売れました。

そう考えるとやはり「流行っているから」という理由で消費するのはサステイナブルではないのかなということに気付きます。

長く使ってもらえるような扱い方

子供のものはコントロールできませんが(笑)、私達以外の人々にも長く扱ってもらえるように大切に扱うようにしようと思ったのもフリマアプリのおかげ。

洗濯の仕方から洋服のたたみ方、こまめに手入れするなど、より愛情を持ってモノを扱うようにしたいと思っています。

大切に使えば使うほど愛着も湧いて、無駄な消費も減ると思います。

おまけ・ランキング上位のフリマアプリを(勝手に)比較してみた

こちらも『minne』で購入したリバーシブルガーゼタオル。

さて話を日本のフリマアプリに戻します。

私が出産のために日本に一時帰国していた際は王道の『メルカリ』を利用していました。友人がインスタグラムで「メルカリでイヤリングを買った」という投稿をポストしていたのを見て「メルカリって何だろう?」と思ったのがきっかけでググってみて知ったのが最初です。

その後、妊娠期間や出産のために必要なモノ(今考えると必要でなかったものも多くありますが)を揃えるために新品のものを見てみると、「これ全部揃えたら赤字だ!」と気付きメルカリを利用することにしました。

現在は『メルカリ』以外にもたくさんのフリマアプリがあるようですね。

メルカリ

  • 出品手数料:販売価格の10%(売れた時)
  • 購入手数料:無料(コンビニ/ATM/キャリア決済の場合だけ100円の手数料有)
  • 引出手数料:200円
  • 決済方法:クレジットカード/コンビニ/銀行/キャリア決済

画像出典: メルカリ

日本でフリマアプリと言えば「これ!」というのが『メルカリ』ではないでしょうか。アプリのダウンロード数は、何と5,000万を超えているそう。

利用者が多いということは、出品数も多くまた他のアプリよりも売れやすいということ。

私は、メルカリで母子手帳入れなどを購入しました。

ラクマ

  • 出品手数料:販売価格の3.85%
  • 購入手数料:無料(コンビニ/ATM/キャリア決済の場合だけ100円の手数料有り)
  • 引出手数料:210円(10,000円以上かつ楽天銀行なら無料)
  • 決済方法:クレジットカード・コンビニ・銀行・キャリア決済・Paidy後払い・楽天ペイ・LINE Pay・d払い

画像出典:ラクマ

楽天グループが運営しているフリマアプリ『ラクマ』。
最大の特徴は、クレジットカード楽天カードのポイント楽天スーパーポイントを利用して買い物ができること。

楽天カードは、日本のクレジットカードの中でも人気のクレジットカードなので『ラクマ』利用者も続々と増えてきている模様です。

私個人的には、キャッシュレス(得にクレジットカード)の利用反対派の人ですが、上手にクレカ生活を送れる方にとっては便利なフリマアプリではないでしょうか。

minne(ミンネ)

  • 出品手数料:販売価格の10%
  • 購入手数料:無料
  • 引出手数料:172円(月1回のみ)
  • 決済方法:クレジットカード・銀行振込・ゆうちょ振替・代引

画像出典:minne

ハンドメイド作品に特化したアプリ『minne』でも、娘の名前入りのおくるみやタオルなど娘の身の回りのものを購入しました。

私は不器用でものづくりには向いていないので出品はできませんが、ものづくりが得意な方にとっては自分の作品を気軽に販売できる『minne』は活用したいアプリだと思います。

買い手の立場からお話すると、注文を受けてから一つ一つ手作りしてくれているということもあり、私が注文した商品などは全てとても丁寧な作りで未だに全ての商品を利用しています。

作り手の方とは直接お会いしたことはありませんが、アプリ上でのやり取りも一人ひとりにとても丁寧で感じが良い方ばかりです。きっと素敵な方が作ってくれたんだろうなと伝わってきてモノに対して愛着が湧きます。

フリマアプリを上手に利用してサステイナブルな暮らしを実現

近代国家のシンガポールで暮らしに関わることが近未来的なことも多いのが事実。それでも時代の進歩を上手に活用すればサステナブルな暮らしは実現できると信じています。

フリマアプリはモノを無駄にしないサステイナブルな暮らしを実現してくれます。

「いつか使うかもしれない」とタンスや物置きの奥深くに閉まってあるものがあるのであれば、使ってくれる人の所へ手放してみてはいかがでしょうか。

わざわざ新品を購入しなくても中古品で充分楽しめるものはたくさんあります。

ABOUTこの記事をかいた人

シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘 Emmaと夫と3人暮らし。Webを中心に、ファッション、ビューティー、ライフスタイル、旅行など幅広いジャンルに関する情報を発信。現在はWEBクリエイターとしてWEBサイトを運営、取材、執筆活動を行う傍ら、RYT200(Registry ID: 301558)を活かしシンガポールを中心にヨガインストラクターとしても活動中。