昨年コロナ禍で、たまりにたまったストレスは”隠れ便秘”という形でわたしの体にSOSを出してきました。そこでわたしが試したのが『腸もみ』。はじめて腸もみを聞いたときは、「どうやって腸をマッサージするの?」「痛そう」「本当に効くの?」と少し疑心暗鬼で半信半疑でした。それでも、足すことはしたくないけれど自分でどうにかしたいと、「失うことは何もないし効かなければ他を試せばいいや。」と試してみることに。
わたしは医師や医療関係者ではありません。以下の情報は、医学的なアドバイスや個人的なアドバイスとして解釈されるべきものではありませんのでご留意下さい。これらの情報は、わたしが長年にわたって自分の健康状態に合わせて学んできたもので知識です。必ず医師に相談し自分に合っているかどうかを確認して下さい。
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健康オタクのわたしが”かくれ便秘”になりました

「毎日お通じがあるから、私は便秘ではない」と胸を張って言っていたわたしは、昨年コロナ禍での自粛期間中にあることにとても悩んでいました。
その悩みとは、朝トイレに座っても全然スッキリしないこと。そう、わたしは”隠れ便秘”だったのです。
便秘の定義は明確にされていなかったため巷では「3日以上出ていなければ便秘」という考え方が広がっていました。わたしも何となくこの知識が頭に入っていて「毎日お通じがあるから大丈夫」と考えていた人の一人。
それが、2017年10月に消化器内科医らで組織する【慢性便秘の診断・治療研究会】が『慢性便秘症診療ガイドライン』を作成。ガイドラインの中で便秘の定義を明確にした、と言うニュースをたまたま発見。
本来なら体外に排出すべき糞便を、十分量かつ快適に排出できない状態
慢性便秘症診療ガイドラインより引用
快適にスピーディーに”出し切る”ことが、お通じでは重要なんだとか。
わたしのお通じは全くこの定義からはかけ離れた状態。時間はかかるし、硬いし、全然スッキリしない残便感が残った状態でトイレをあとにする日が続きました。徐々にお肌の状態は悪くなり、そして腹痛までとはいかないまでもなんか腸に溜まっているのが気になりイライラ。
これはまずいと思いトライしたのが『腸もみ』です。
即効性バツグンの『腸もみ』は腸セラピー

『腸もみ』とは?
『腸もみ』とは、自分の手を使って腸を押したりつかんだりしてマッサージする腸セラピー。腸の中に溜まった汚れを落とすことができる腸活の方法の一つ。
わたしがこの腸に着目したのは、腸のケアを怠っていると感じていたから。決して便通に悪い習慣はばかりをしていた自覚はありませんでした。けれど内臓って目に見えるものではないからどうしてもケアを後回しにしがちだなと思ったんです。
年齢を重ねていくと、内臓も衰えてくるのは事実。腸も例外ではありません。加齢で活動が鈍り、便秘などの不具合が起きやすくなります。だから、見える部分だけではなく、体の内側もしっかりケアしたいなと思ったんです。
そんな中で腸もみを選んだのは、やり方を学べばできるという手軽さから。本当に効くかどうかは分からないし、わたしに合っているかも分からない。けれど何事もやってみなければ分からない!
そして、何かを足すことよりもまずは今あるものでなんとかしたいという気持ちからでした。
わたしの感想: 腸もみは即効性がある
腸もみはお腹の上から直接的に腸をマッサージします。お腹の上からですが、自分の臓器を触ることができるのにまず驚き!直接マッサージすることで腸の汚れをダイレクトに落とすのに効果が期待できます。
そして、腸もみをはじめてから数日でスピーディーにスッキリするようになりました。すると、肌荒れも消え、お腹の違和感もなくなり一気にハッピーに。体の排泄物をしっかり出すって心と体の健康を持続可能にするために、こんなに大切なんだと感動したいくらいです。
わたしが実践した腸もみは【一般社団法人美腸協会】のもの。同協会の代表理事を務め、便秘外来でナースをされていた小野咲さんの著書『腸が変われば、人生変わる 美腸の教科書』は、腸もみ初心者の人でも安心してマッサージできるように説明されてあるのでおすすめです。

アマチュアのわたしが1年実践して考える腸もみの留意点
ダイレクトに腸と対話することができる腸もみは、わたしの場合すぐに結果が現れました。とは言え、人の体はそれぞれ異なります。どんな食生活をしているか、運動習慣や睡眠習慣など様々なことが起因して便秘は起こります。つまり、セルフマッサージでの腸もみが効く人もいれば、いない人もいる可能性があることはご留意下さい。
わたしがセルフマッサージをはじめた頃は、おそらく頑固な汚れがあったからだと思いますが痛さを伴ったこともあります。また、ゴリゴリ力強くマッサージしすぎないことも重要。気持ち良いくらいに留めておくのが大切だと思います。
まちがったやり方で腸もみをすると、下痢になってしまったり逆に腸を緊張させることもあるそう。
わたしは最初からセルフマッサージを選びましたが、プロのセラピストの方がマッサージを提供してくれる美腸サロンも多数あるので、まずはやり方をきちんと習ってからマッサージを習慣化するのもよいかもしれませんね。
番外編: 手のツボを刺激するのも便通を促すのにおすすめ
腸もみは横になってマッサージする必要がありますが、もっと簡単で即効性のある方法が手のツボを刺激すること。手であれば、わざわざ横になる必要がなくちょっとした合間にすることができるのでお手軽。

便秘に効く手のツボとして有名なのは”万能のツボ”と言われる『合谷(ごうこく)』です。親指と人差し指の付け根のちょうど中間のあたり・手の甲側にあります。骨と骨の間にあるのでわりかし見つけやすいはず。何より、便通が悪い時はそこを触ると我慢できる程度の痛さを伴うことが多いので「ココだ!」とすぐに分かるはず。
反対側の手の親指と人差し指ではさむように刺激しましょう。左右両方を刺激すればより強い効果が期待できるかも?!
フットセラピーなどもリラックス効果が高いので、ストレスに強く影響される腸を労るためにはおすすめです。
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お通じは健康のバロメーター

1年前程ではありませんが、冷たい飲み物を飲みすぎたり、ストレスがかかっている時、また生理前は、未だにスッキリしないこともあります。
便の状態は、自分の体の健康のバロメーターであることは間違いありません。特に自分が不快だと感じるということは、体からSOSが出されているという証。
体の声に耳を傾けて真摯に対応していくことが、わたし達の暮らしを持続可能なものにしてくれるはず。
お通じに悩みのある方に、参考になれば嬉しいです。