2020年に買ってよかったものの一つがワイヤレスイヤホンの”エアポッド”と”エアポッドプロ”です。
ワイヤレスイヤホンはアップル社以外にも色々なメーカーで発売されていますが、わたしはスマホもパソコンもスマートウォッチもアップル社製品のため、設定に時間がかからないことからエアポッド以外の選択肢はありませんでした。
迷ったのが「エアポッドとエアポッドプロどちらにしよう」ということ。
当初はエアポッドを購入し愛用していましたが、洗濯をしてしまい(!!)現在はエアポッドプロを愛用しています。
2つを使用してみてわたしが気に入っているのは、エアポッドプロ。ですが値段が値段だけに迷う方も多いのではないでしょうか。
と言うことで、今回は両者を使用して感じたことを比較しながらお伝えしたいと思います。
どのワイヤレスイヤホンを購入しようか迷っている方やエアポッドとエアポッドプロで迷っている方はぜひ参考にして下さい。
Contents
エアポッド・エアポッドプロとは

アップル純正のワイヤレスイヤホン
エアポッド、エアポッドプロとは、Apple社が発売しているワイヤレスイヤホンです。
エアポッドはアップル純正のため、iPhoneなどApple社製品とBluetoothでつなぐことができます。つまり特に何かのボタンを押して設定する必要がなく、エアポッドを充電器から取りだし、iPhoneなどに近づけるだけでペアリングが完了します。
対応している端末はiPhoneだけじゃない
エアポッドとエアポッドプロに対応している端末は、iPhoneはもちろんのこと、さまざまなApple製品に対応しています。
- iOS 10以降を搭載しているiPhone、iPad、iPod touch
- macOS Sierra以降を搭載しているMac
- watchOS 3以降を搭載しているApple watch
- tvOS 11以降を搭載しているApple TV
はじめに、使用しているiPhoneとペアリングすると、同じiCloudで使っているApple製品とも自動的にペアリングされます。
エアポッドとエアポッドプロを比較してみよう

エアポッドとエアポッドプロの特徴を比較
エアポッド | エアポッドプロ | |
1. 値段 (Apple Shopでの販売価格) | 19,580円(税込)〜 (充電器(9を参照)によって値段が異なる) | 30,580円(税込) |
2. 形状 | インナーイヤー型 (ワンサイズ) | カナル型 (カスタマイズ可) |
3. アクティブノイズキャンセリング | ☓ | ○ (外部音取り込み機能付き) |
4. 空間オーディオ | ☓ | ○ |
5. Siri | ○ | ○ |
6. 耐汗耐水性能 | ☓ | ○ |
7. バッテリー駆動時間 (1回の充電による再生時間) | 最大5時間 | 最大4.5時間 |
8. バッテリー駆動時間 (充電ケースを使った場合の再生時間) | 24時間以上 | 24時間以上 |
9. 充電ケース | Wireless Charging Case / 標準の充電ケース | Wireless Charging Case |
1. 値段
エアポッドは、充電ケースによって値段が異なります。Wireless Charging Caseの場合は、25,080円(税込)、標準の充電ケースは19,580円(税込)となります。
Wireless Charging CaseはAirPodsをケースに入れてQi対応の充電マット上に置くだけで簡単に充電できるようになります。
わたしが、エアポッドは標準の充電ケースでした。現在のエアポッドプロはWireless Charging Caseですが、特にこれがすごぐ利便性を感じていることはなく、もしエアポッドを選ぶ場合は、標準の充電ケースを選んでもそこまで差し支えることはないと思います。(好みにもよると思いますが)
一方で、エアポッドプロのお値段は、30,580円(税込)とかなり値段がかなり高くなります。これが、エアポッドプロの購入に一歩踏み出せない原因の一つであるかもしれません。(わたしも最初そうでした。)
ただし、これはエアポッドにはない機能面を見ていくと納得できるかもしれません。
2. 形状とサイズ

左: エアポッドプロ
エアポッドは、イヤーキャップがなく耳に引っかけるだけの”インナーイヤー型”と呼ばれる形状です。
これは、耳の穴に差し込まないので圧迫感がなく、手軽に利用できるのが特徴。けれど、装着感に乏しく耳から外れやすいという方も中にはいます。
わたしは耳から外れやすいであろう運動時(特にヨガの時は逆さまになったりもするので)につけることが多いのですが、エアポッド利用時に耳から外れるということは経験しませんでした。サイズはワンサイズのため、耳の形との相性もあるかなと思います。

一方で、エアポッドプロは、耳の穴に差し込む”カナル型”という形状を採用しています。
差し込む部分にシリコーン製のイヤーチップ(イヤーピース)のついた形状。耳に差し込むので外れにくく、密閉性もアップするので音漏れを防止してくれます。またシリコーン製のイヤーチップが 3種類のサイズ (スモール、ミディアム、ラージ) で用意されているのも特徴。それぞれの耳にぴったりと収まるイヤーチップを選ぶことで、耳から外れることを防げるかもしれません。
3. アクティブノイズキャンセリング
エアポッドプロの最大の特徴が、”アクティブノイズキャンセリング”。簡単に言ってしまうと、外部の音をシャットダウンしてくれる機能というところでしょうか。
なんと毎秒200回もの調整を行い、周囲の雑音をほとんど気にならないレベルまで低減してくれます。
わたしは、家の中で使用することが多いですが、洗濯機やエアコン、パソコンの音といった環境音はほぼ無音化できます。また、ご近所さんの生活音や外の音、そして同じ家の中に家族がいてもかなり外部の音を低減してくれるため、集中しやすい環境を助けてくれる機能です。特にヨガのレッスンや瞑想の練習中など自分の内側に意識を向けたい時などはとても役立つ機能です。
■外部音取り込み機能
ノイズキャンセリングは集中したい環境時に使用するのがおすすめ。それ以外は、外部音取り込み機能を使うようにするのが良いと思います。これは、イヤホンをつけたままでも会話したり、外のアナウンスを聞く場合などに、いちいちイヤホンを取り外さなくてもいいように搭載されています。
4. 空間オーディオ
”空間オーディオ”もエアポッドプロのみに搭載された機能。
この機能を使うと、対応音源の番組や映画を視聴しているときに没入感のあるサラウンドサウンドを実現することができます。
わたしはあまり、使用しない機能ではありますが、まるで映画館にいるような臨場感の中で映画を見たいという方などには嬉しい機能ではないでしょうか。
5. Siri
エアポッドとエアポッドプロの両者にSiri機能は搭載されています。
「Hey Siri」と声をかけるだけで、iPhoneを取り出さなくてもその場でSiriが起動。音楽などをいちいちストップすることなく、メッセージを読み上げてくれたり音楽の音量をあげてくれるなど、さまざまなお手伝いをしてくれます。
6. 耐汗・耐水
運動時にエアポッドを使用している方は多くいます(わたしを含めて)が、実はエアポッドには防水性能は搭載されていません。
一方で、エアポッドプロはランニングやジムで汗を流したり、ある程度は雨に濡れても問題がない耐汗・耐水性能を備えています。
汗をかくスポーツや運動時に使用する方は、エアポッドプロを選ぶ方が長く使うことができますね。ただし防水ではないので濡れた場合はすぐに水滴を拭き取ることを忘れずに。
7/8. バッテリー駆動時間

右: エアポッドプロの充電器
エアポッドの電池持ちは、最大5時間。エアポッドプロの電池持ちは最大4.5時間で、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードをオフにした場合は最大5時間。充電ケースを併用すれば24時間利用可能。
日常的使いであれば特に問題のない駆動時間です。
また充電ケースで5分間充電すれば、1時間の再生が可能になるのも、ありがたいポイントです。会議前に「充電忘れた!」と思っても5分間の充電する時間があればなんとか凌げるはず
エアポッドとエアポッドプロはどちらがいい?おすすめの人はこんな人

エアポッドがおすすめの人
- 値段を抑えたい人
- テレワークの人
- オンラインでクラスやレッスン、ワークショップを開催している人・参加している人(注:汗をかくエクササイズの場合はAirPods Proがおすすめ)
- 通勤や通学時など外で使用することが多い人
- ノイズキャンセリングに重要性を感じない人
- Apple社製品を利用している人(iPhone、MACなど)
エアポッドプロがおすすめの人
- ヨガや瞑想の練習時に使いたい人(ノイズキャンセリングで集中力アップ)
- 家族がいる中でテレワークをしている人(ノイズキャンセリングで集中力アップ)
- 汗のかく運動をする人
- 汗をかきながらオンラインレッスンをする人・受ける人
- 耳からイヤホンが外れるのを防止したい人
- Apple社製品を利用している人(iPhone、MACなど)
エアポッドシリーズが合わない人っている?
とは言え、万人に合う商品というものは存在しませんよね。一番価格が安いエアポッドでさえ、19,850円します。決して「安い!」とは言えません。(これも人によるとは思いますが)
エアポッドシリーズは、AndroidのスマホやパソコンはWindowsを使用しているという方でもペアリングすることは可能ですが、ちょとした手間があります。
また、そもそもBluetoothのワイヤレスイヤホンが合わないという方も中にはいるので要注意。例えば充電するのが面倒に感じたり、もっと音質にこだわりたい人や通訳や翻訳のお仕事をしている方などは有線イヤホンの方が便利な可能性が高いので、よく検討するのをおすすめします。
オンライン社会での繋がりを助けてくれるのがワイヤレスイヤホン

わたしが昨年からエアポッドシリーズを使い始めたのは、オンライン化が進んだことが一番の理由です。
自分で開催するヨガのセッション時では声を張りながらレッスンするも、ダウンドック(下を向いた犬のポーズ)の際などは声が届きにくく、インストラクションがしっかりと伝われないこともありました。オンラインでのレッスンは一歩間違えれば怪我を招くこともあるため、しっかりとオンライン上でも繋がれるお守りとして大活躍しています。
ヨガのレッスン以外にも、現在の仕事はテレワークがデフォルト。ワイヤレスイヤホンがあれば画面越しに会社の仲間と繋がりを助けてくれます。
これからオンライン社会が更に加速することを考えると、1人1ペアのワイヤレスイヤホンは必須アイテムかもしれません。
どのワイヤレスイヤホンを買おうか検討中の方や、エアポッドかエアポッドプロで迷っている方の参考になれば嬉しいです。

